家とは何か?を問いかける「最後の木造住宅」の秘密

HANDIY(ハンディ)
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杉の角材を積み上げた箱型の家

建築家 藤本壮介氏による小さな週末の家、その名も「最後の木造住宅」

名前も去ることながら、実際の建物もインパクト大。

藤本氏の作品は、「家が本来どうあるべきか?」という基本的な疑問に対して、しばしば自身の遊び心でわれわれに問いかけてきます。

finalwoodenhouse_04finalwoodenhouse_03 finalwoodenhouse_09photo by Jeff Gaines

直径35㎝の大きな杉の角材を積み上げたこの建物は、木材が外観を形成するだけでなく、インテリアにも伸びて複雑な四角い室内スペースを作り出しています。

さまざまな木の表面は、テーブルやベッド、棚やベンチとして使用することができ、唯一事前に決め込んだ空間は下層の角にあるバスルームのスペースだけ。

家における「普通」とは一体なんなのでしょうか。

「床」「壁」「天井」決め付けない設計思想

藤本氏いわく「ここには床、壁、天井の区別はありません。床のように考えられる場所も椅子や天井にもなり、異なる視点からは壁にも変化します。フロアの階層も相対的なものであり、人がいる場所によって、さまざまな機能に気がづくことでしょう」

この興味深いコンセプトの家は、事前に室内空間が決められているわけではなく、空間に合わせた家具をオプションで付けられもしません。

閉所恐怖症の人には向かないし、鋭い木材の角に頭やスネをぶつけないように注意も必要です。

快適な住まいという言葉へのアンチテーゼと、遊び心が分かる人の短期滞在型住居なのかもしれません。

家とはなにか?

自分としての答えを一度考えてみましょう。

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photo by Jeff Gaines

Source: SmallHouseBliss.


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「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。

これがHANDIYの目指す世界。 instagram:https://www.instagram.com/handiy_life/