「すのこベッド」をDIYで作る方法やアイデアをピックアップ

すのこがベッドに向いている理由は?
近年人気なDIYの中でも注目されているのが、すのこベッドです。すのこは軽量で安価なので、非常にDIYに向いています。そこで、今回の記事では、そんなすのこを使ったベッド作りについて詳しく紹介していきます。まずは、すのこがベッドに向いている理由について説明していきます。
作るときの費用が安い
ベッドなどの大型の家具は普通に購入すると、価格が高いです。しかし、すのこベッドならば材料をホームセンターなどで調達することができるので、比較的安くベッドを作ることができます。
サイズが豊富
すのこがベッドに向いている理由はいろいろなサイズのものが存在することです。すのこは大きさや材質、板の間隔など様々なサイズのものが販売されています。なので、簡単に自分の使いたいサイズのものを見つけることができます。
既成のベッドを買うと、大きさが決まっているので、自分の使いたいぴったりのサイズのものを見つけることが難しいので、これは大きなプラスポイントですね。
加工しやすい
すのこは、素材が硬くないので加工しやすいというメリットもあります。すのこと他の木材を合わせることでおしゃれなベッドを安価で作ることができます。
通気性がよい
すのこベッドの魅力の一つが、すのこの通気性の良さです。人は寝ている間に、想像以上の量の汗をかいており、その湿気が毎日マットレスにおりていきます。すのこをベッドにすることによって、床と布団の間に隙間ができて、風を通ることができるので、その布団の湿気を逃がしてくれます。これにより、布団が乾燥しやすくなるので、カビが生えるのを防ぐことができます。
デメリットについて
ここまで、すのこベッドのメリットについて説明してきましたが、すのこベッドにもデメリットがあります。それは、既成のベッドに比べると強度が万全ではないということです。しかし、これも補強してあげることによって解消することができます。
ここまで、すのこがベッドに向いている理由を説明してきましたがいかがだったでしょうか。いかにすのこがベッドに向いているのか分かっていただけたことだと思います。次は、実際にすのこでベッドを作ることに焦点を当てて紹介していきます。
すのこを使ったベッドの作り方は?
ここでは、実際にすのこを使ったベッドの作り方について説明していきます。思っているよりも簡単にすのこベッドを作ることができるので、DIYをあまりやったことのないDIY初心者の方もぜひチャレンジしてみてください。
まずは採寸する
まずは、部屋のサイズなどに合わせて採寸して図面を作ります。図面といっても、精密に作る必要はないのですが、最終的にどのような形になるのかというラフ図を作っていきます。あとは、そのラフ図に、完成形をイメージして寸法を書き入れていきましょう。また、寸法だけではなくビス留めの箇所なども書き入れておくと、あとで楽になります。ここで、寸法を測ることを怠ってしまうと、作った後にスペースに入り切らないなど悲しいことになってしまうので注意してください。
基本的なベッドのサイズはこれ
次に、基本的なベッドのサイズを説明していきます。サイズの規格的にはセミシングルの幅が80~85cmで、シングルの幅が90~100cmで、セミダブルの幅が約120cmで、ダブルの幅が約140cmで、クイーンベッドの幅が160~180cmで、キングベッドの幅が180~200cmくらいです。
長さは、身長にもよりますが、どのサイズのベッドでも共通で、200cmくらいあれば十分です。もちろん、自作なのでサイズは自由ですが、サイズの規格を知っておくと大体のサイズの相場がわかるので、設計図が作りやすくなります。
材料や道具
次に、すのこベッドを作る上で必要な材料や道具について説明していきます。
まず、材料としては、すのことビスと釘と枠用の木材などが必要です。また、枠などの強度が必要な部分を固定させるためのボルトやナットも必要です。これらのものはホームセンターや通販サイトなどで購入することができます。
釘やビスは上からの衝撃には強いのですが、横からの衝撃には強くないので、枠などの横からの衝撃がくる部分にはボルトとナットを使いましょう。
また、枠用の木材としては、2×材や角材が使えます。これらの木材は種類によって値段は異なるのですが、1000円くらいでも十分揃えることができます。ホームセンターなどで購入すると、あらかじめ表面が研磨されていて面取りもされているので、とても便利です。また、ホームセンターでは自分の好きな長さに切ってくれるので、自分でノコギリを使ってカットする必要がなくなるので楽です。
道具としては、電動ノコギリやドライバーなどを使います。また、ビスで固定する際の、仮止めとして木工用ボンドがあると便利です。ベッド作りの際に、木工用ボンドだけで固定するのは、重さに耐えることができないので、やめておきましょう。
これらの道具は、自分で買い揃えるのもいいですが、ホームセンターの工作室で自由に使うことができるので、他にあまりDIYをしない方には、工作室を使うことがおすすめです。また、今後もDIYをするので購入したいという方は、材料と同様にホームセンターや通販サイトで購入することができます。
組み立てる
ホームセンターなどで加工した木材を順番に組み立てていきます。ベッドの枠となる木材をつなげるにはある程度強度の強いボルトとナットを使うと良いでしょう。
すのこでベッドを作る際は、みなさんが想像するような4本脚のベッドではすのこへの負担が大きすぎて、すのこが割れてしまうので危険です。なので、BOX型の脚でベッドを作っていきます。そのようになるように、すのこを支える枠を作っていきます。
すのこを支える枠が完成したら、あとはすのこを敷いていきます。この際には、すのこ同士をジョイントさせて、ベッドの上で折り畳みができるようにしたり、そのまますのこを固定したりします。特に、湿気が気になる場合には、折りたたみ形式にして、湿気がそれほど気にならないのであればそのまますのこを固定すると良いでしょう。
キズ防止シールを貼る
ベッドは毎日使うものなので、長時間床にも負荷がかかってしまいます。そこで、床面に傷がつくのを防ぐために傷防止シールを底の部分に貼ると良いでしょう。傷防止シールを貼ると、長期間使用しても床面が傷つくことがないのでオススメです。傷防止シールは球状のものやテープタイプのものがありますが、どちらのタイプのものでも使うことができます。
枕元に小物置きを設置すると便利
枕元に小物置きを設置すると日々の生活の中で便利です。小物置きに目覚まし時計やスマートフォンやエアコンなどのリモコンを置くことができるので、日々の生活の中で便利ですね。この小物置きももちろん自分で作ることができます。こちらも購入するのもいいですが、自分で作ってみてはいかがですか?
すのこを使ったベッドのアイデア例は?
ここまで、すのこベッドの基本的なことを説明してきましたがいかがだったでしょうか。すのこベッドの大まかなことは分かってもらえたことだと思います。ここでは、最後にすのこを使ったベッドのアイデア例を紹介していきます。みなさんも、ぜひここで紹介するアイデアをまねしてすのこベッドを作っていきましょう。
一般的なベッド
まずは、一般的なベッドをすのこで作った例です。こちらの例では、1×4材を使ってすのこベッドを作っていますね。ベッドの上に小物を置くスペースを作っているのも、日常生活の中で便利そうですね。
こちらの例も、自作ですのこベッドを作っています。全て同じような色で統一することで、シンプルでおしゃれな雰囲気のあるベッドに仕上がっていますね。
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ローベッド
次に、ローベッドを自作で作ることを紹介します。ローベッドは、高さが低いベッドなのでDIY初心者でも簡単に自作することができます。こちらの例では、ロフトに置くようにローベッドを作っています。ロフトにベッドを置きたいときには、普通のベッドではなくローベッドのような低いベッドが良いですね。
カラーボックスと組み合わせる
次に、カラーボックスと組み合わせてベッドを作った例を紹介します。こちらの例では、カラーボックスを4個土台にして、その上にすのこを敷くことでベッドを作っています。カラーボックスを土台にすることで、ベッドの下のカラーボックスを収納スペースにすることができるのでおすすめです。
ロフトベッド
DIY初心者には少しハードルが高いですが、ロフトベッドもDIYで作ることができます。ロフトベッドだと、ベッドの下のスペースを有効活用することができるので、収納スペースを広げたい方にはおすすめです。こちらの例では、子供用のロフトベッドをDIYで自作しています。だいぶ大掛かりなDIY作業になるのですが、しっかりと設計図を作って取り組めば可能なので、ぜひロフトベッドに挑戦してみてはいかがですか。
2段ベッド
こちらの例では、なんと2段ベッドを作っています。部屋にベッドを2台置くスペースがないときには2段ベッドが役に立ちますね。DIYでも本格的な2段ベッドを作ることができるので、作ってみたい方はぜひチャレンジしてみてください。
ここまで、すのこを使ったベッドについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか。誰でも比較的簡単に、自分でベッドを作ることができるということが分かってもらえたと思います。手間もかからず、手頃な価格で作ることができるので、みなさんもぜひこの記事を参考にして、すのこベッドを作ってみてはいかがでしょうか?

WRITTEN BY
HANDIY(ハンディ)
「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。
これがHANDIYの目指す世界。