ふたりで設営30分!特製テントでサウナキャンプを楽しむ

HANDIY(ハンディ)
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ドゥーパ!×HANDIYコラボ企画!

日本で唯一のDIY・日曜大工マガジン「ドゥーパ!」と、日本最大級のDIYスナップ共有&メディアの「HANDIY(ハンディ)」のコラボ!

「ドゥーパ!」は、プロ並みのテクニックからいますぐ使えるアイディアまで、DIYに関する情報が満載の週末DIY・手作りライフマガジン。

そんなDIY誌「ドゥーパ! 」の2019年6月号では、人気再燃中の「サウナ」を特集しています。小屋やテントなど、さまざまなサウナDIYの楽しみ方を紹介している誌面から、今回はテントサウナのDIY方法をピックアップ。

手作りサウナを楽しむ上で知っておきたいサウナを楽しむための基本と合わせて、ご紹介します。

サウナを楽しむための基本の「き」!

近年ブームの兆しをみせているサウナだが、知っておくと役立つ知識が盛りだくさん! 

基本をしっかり押さえて、“暑さの我慢比べ”ではない、サウナの真の魅力を体感しよう。

サウナの入り方:温冷交代浴で「ととのう」!

サウナはただ蒸し暑さを我慢し汗を流すだけでは、本当の気持ちよさを得ることはできない。サウナの基本的な入浴方法はズバリ、水風呂を利用した「温冷交代浴」だ。その方法は「サウナ→水風呂→休憩」の3ステップ。

まずシャワーを浴びて体の汚れを落としたら、サウナに8〜12分ほど入り、汗を流して体を温める。十分に体が温まったなと感じたら、サウナ室から出て水風呂に入る。シャワーやかけ水をして、汗をしっかり流し、水の冷たさに体を慣らしたら、水風呂に首まで浸かって熱を冷まそう。1〜2分ほど水風呂で体の熱を冷ましたら、ゆっくり休憩する。リクライニングチェアなどに座ったり、露天で外気に当たってもいい。これを1セットとして、3回ほど交代浴を繰り返そう。

このサイクルを繰り返していると、休憩中にジンジンと血の巡りを感じたり、体全体がじんわりと気持ちよさに包まれた状態になる。これをサウナ愛好家の間では「ととのう」と呼ぶ。アタマや体が爽快になるディープリラックス状態。これがサウナでしか味わえない気持ちよさだ。

サウナ入浴、基本の3ステップ

  • 1.サウナに入る

シャワーを浴びたら、10分前後サウナに入り、汗を流す。

  • 2.水風呂に入る

かけ水で汗をしっかり流したら、水風呂で熱を冷まそう。愛好家いわく、息を吐きながら入るとあっさり入れるとか。

  • 3.休憩して、ととのう!

水風呂から上がったらタオルで体を拭いて、ゆっくり休憩。しっかりリラックスしたら再びサウナへ。入浴後の水分補給も忘れずに!

疲労回復や自律神経の乱れを整える

「サウナが健康にいい」とは聞くけれど、具体的にどんな効果があるのか気になるところ。その効能のひとつが疲労回復。サウナに入り、体が高温にさらされると血管が広がり、心拍数が上昇。すると通常よりも多くの血液が体内を循環する。この血行促進により、筋肉のこわばりが改善される。サウナは肩こりに効く、というのはまさにこれ。発汗と同時に乳酸などの疲労物質も排出される。

またサウナで温まったあと、水風呂に入って体に刺激を与えることにより、自律神経の働きが活発化。交感神経と副交感神経のバランスが整い、うつ症状が改善されるなどメンタル面にも効果がある。

そのほかにも、安眠効果、美肌効果、冷え性の改善、低血圧改善、免疫力アップなどサウナに入るメリットは挙げればキリがないほどたくさん! ただし、何事もやりすぎは禁物。「適度に」を心がけよう。

サウナは人と自然をつなぐスペシャルなツール

サウナの本場フィンランドでは、サウナと人々の関係性が日本のそれとはだいぶ違う。というのもフィンランドのサウナは人と自然を結ぶ装置でもあるのだ。フィンランドの一部のサウナハウスは湖畔に建てられ、サウナで火照った体をクールダウンするため湖に飛び込む。きっとサウナー(サウナを楽しむ人)が氷の浮かぶ湖に飛び込むシーンをテレビなどで見たことがある人も多いだろう。水の冷たさと風の揺らぎを感じ、またサウナに戻り、燃える薪の暖かさに包まれる……大自然と一体化したことで感じる解放感は特別なものだ。

そんな解放感を日本でも味わう方法として、最近テントサウナが注目されている。気軽に持ち運べて、好きな場所でサウナを楽しめる「モバイルサウナ」というわけだ。自然との新しい出会い方のひとつとして、アウトドアでサウナを楽しむのも大きな魅力のひとつだ。

世界のサウナとユニークな文化

手作りサウナライフにも取り入れたいテクニックの数々

発汗浴、熱気浴の習慣は世界のいたるところで見られ、その文化はさまざま。ここでは日本のサウナシーンでも浸透してきたものをいくつかご紹介。

フィンランド「ロウリュ」

まずはなんといってもフィンランドのサウナで行なわれる「ロウリュ」。これはサウナ室内にあるストーブで熱したサウナストーンに水をかけることで蒸気を発生させること。熱い蒸気でサウナ内の湿度と体感温度は一気に上昇。日本のサウナ施設ではアロマオイルを混ぜた水で行なうロウリュがブームになっており、サウナには心地よい香りが充満。その快感に病みつきになること間違いなしだ。

ドイツ「アウフグース」

ドイツでは専門スタッフがタオルを使ってサウナ内の蒸気を広げ、利用者に扇ぐ「アウフグース」が大人気。タオルを扇ぐマイスターは好きな音楽をかけながら、利用者とコミュニケーションを取りながらパフォーマンスを行なう。そのエンターテインメント性の高さは必見で、サウナで拍手喝采が起こるほど。日本のサウナでもロウリュと合わせて行なわれることが多く、熱い蒸気を送るマイスターは熱波師と呼ばれる。

リトアニア「ウィスキング」

お次はバルト三国のひとつ、リトアニアの「ウィスキング」。ヴィヒタと呼ばれる白樺の枝葉を束ねたもので全身を叩くようにしてマッサージをする。血行促進や殺菌効果があると言われており、ヴィヒタから放たれる森の香りに癒されること間違いなし。白樺だけでなく、ハーブなどさまざまな種類のヴィヒタが使われることもあるとか。

いずれの楽しみ方も手作りサウナで手軽に取り入れられるものばかり。交代浴だけでない、バリエーション豊かなサウナでの過ごし方を楽しんでほしい。

Case : Sauna Tent

特製テントでサウナキャンプを楽しむ

柳原 仁さんは、もともと息苦しく感じる施設サウナが得意ではなかった。そんなサウナへの意識が変化したのは2年前。キャンプに行った際、友人から借りたテントサウナを体験したところ、イメージが180度回転したという。

「初めてのテントサウナは雪上で建てたんですが、それがめちゃくちゃ楽しくて。自分の好きなロケーションでサウナに入り、大自然の中で外気浴を楽しむ。その解放感に病みつきになりました」

柳原さんの作ったサウナテントは3層構造。フレームと本体には市販のスクリーンタープを利用し、そこに保温シートを張ったサイドシートを固定。上から6号帆布を縫い合わせた自作シートを被せることで、しっかりと内部の熱を逃がさないテントを完成させた。

サウナ室内を暖めるのは時計型ストーブ。熱と石の重量で変形しやすいため、組フタ部分には縞鋼板のカバーをつけ、さらに鋼板をセット。その上にサウナストーンをこれでもかというほど載せてロウリュを楽しむのがAttu流だ。全部で90㎏になるという大量のサウナストーンにアロマ水をかければ、大迫力のロウリュが楽しめるというわけだ。

ウェブ制作会社を経営する柳原さんは、月に1度は会社のメンバーとサウナキャンプを企画。そこには同僚の家族や友人もいるが、サウナを通してあっという間に打ち解けるそうで、まさに“サウナマジック”とも呼べる時間を楽しんでいる。

「キャンプ、DIY、サウナ、僕にとって好きなものが全部一緒にできるんです。やってみると毎回必ずテントの改善点が見つかる。それを次までにブラッシュアップする。試行錯誤しながら進化させていく流れが楽しくてたまらないですね。実は新しいテントサウナの構想もできているんですよ」

アウトドアで楽しむモバイルサウナ。この新しいソト遊び、ぜひとも体験してほしい。

サイドシートに耐熱ビニールシートの窓を設けたテント内部。中央に時計型ストーブが据えられ、点火から1時間ほどで80度に。

SAUNA SPEC

  • 材料費…約10万円(サウナストーンを除く)
  • 製作期間…約2週間
  • サイズ…幅2500×奥行2500×高さ2800㎜
  • 使用ストーブ…時計型ストーブ(ホンマ製作所)
  • 断熱材…アルミ保温シート(2㎜厚)
  • 使用時温度…80〜100度
  • 最高温度…110度
  • 収容人数…最大8~10人

  • サウナチーム Attu.lol

テントサウナとキャンプを楽しむアウトドアサウナ−チーム。交代浴を繰り返し、「ととのった」様子のリーダー柳原 仁さん(右)と太田勝喜さん(左)

  • 大鳩園キャンプ場

埼玉、奥武蔵の川沿い約1kmにわたるキャンプ場で、川遊びができるテントサウナにぴったりのフィールド。キャンプサイト50区画、オートキャンプ20区画、バンガロー19棟。料金、営業時間等の詳細は下記まで。

埼玉県飯能市上名栗1880-7 ☎042・979・0041

ふたりで設営30分!Attu式テントサウナの建て方・ダイジェスト

スクリーンタープをベースにしたテントサウナの設営は意外と簡単!ここではその設営手順となくてはならない使用パーツ&ツールをご紹介。

サイトにテントサウナのツールを運び入れる。左からサウナベンチ、煙突&ストーブ、スクリーンタープ、自作テント、サウナストーンやアクセサリー類。

フレームとなるスクリーンタープを設営する。柳原さんが使っているのはFIELDOORのタープテント。タープに断熱材つきサイドシートを取りつける。タープには煙突を通す穴が加工されているのがわかる。

タープの上から自作テントをかける。1m幅の6号帆布を職業ミシンで縫い合わせた力作だ。表面にはグリーンランドワックスを塗布してある。入口にポールを立ててドアを作り、コーナーをペグで留めてしっかり自立させる。

テントの内部の壁からやや離れた位置に耐火レンガを並べ、時計型ストーブを設置する。

テント外側から直筒をつないだ煙突を入れて、ストーブに固定する。内部から見た煙突の突き出し部分。煙突はセラカバーで断熱し、タープ内側には溶接用のスパッタシートを張りつけて、耐火処理を施している。

ストーブの周囲にエキスパンドメタルとロープ留めでフェンスを作り、すき間に大きな石を充てんする。ストーブ天板に鋼板を載せ、さらにサウナストーンを積めば、即席サウナストーブの完成。

1×4、2×2、2×4材で作ったサウナベンチをテント内部に並べる。高さは500㎜と800㎜の2種類。ストーブに火をつけ、温度計やアロマオイル、ヴィヒタを準備。テント内が十分に暖まったら発汗浴の開始だ。

手作りサウナでととのいました!

日本で唯一のDIY・日曜大工マガジン「ドゥーパ!」の2019年6月号では、第2特集として「手作りサウナでととのいました!」を掲載。今回紹介したテントサウナ以外のサウナDIYもチェックすることができる。

第2特集では、若い層にも人気が高まりつつあるサウナをDIYで実現する方法を徹底取材!サウナ小屋、テントサウナ、サウナトラックなど、さまざまなサウナDIYを紹介しています。手作りならではのユニークなアイデアやテクニックが満載だ。

第1特集は、「2×材DIY最前線!」。ホームセンターや通販で手軽に入手できる2×材(ツーバイ材)は、DIYの人気アイテム。そんな2×材を使った最新のDIYシーンをズームアップ。デザインにこだわったインテリア家具の製作実践リポート、3D図面付きで参考にしやすい実例集などを大特集。

別冊付録は、「電動ドライバー&丸ノコガイドブック」。DIYの超基本となるツール、ドライバードリル、インパクトドライバー、丸ノコ、スライド丸ノコをマスター!あける・つなぐ・切るの基本から裏技的なテクニックまで、豊富な画像とテキストでわかりやすく説明。

1冊家に置いておくとDIYが捗りそうな「ドゥーパ!」2019年6月号。DIYの相棒にぜひチェックしてみてくださいね。

ドゥーパ! 2019年 06 月号 [雑誌]

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「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。

これがHANDIYの目指す世界。

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おかねのはなし

塗るものを選ばないチョークペイント

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