リビングのリフォームでガラっとイメチェン!事例や注意点を解説

事例あり!リビングのリフォームってどんなもの?
リビングは、家の中でも最も家族が集まる部屋になり、リラックスできる空間になります。
今回はそのリビングをリフォームして、よりくつろぐ空間としてどのような方法や特徴があるかご紹介していきます。
目安は15〜20年!フローリングを貼り替える
リビングのフローリング張り替えを行うタイミングとしての基本的な目安は15~20年程度と言われています。
主にテーブルや棚など他の家具よりも負荷のかかるものを長い間模様替えを行わず置いていたり、毎日のように家族が利用したりと家の中で最も床面に負荷がかかっている場所になります。
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長期使用をしていて床が傷んできたり、傷や汚れが目立ってきたりと感じたら張り替えのタイミングとして検討してみてはいかがでしょうか。
壁や天井クロスを貼り替える
壁や天井のクロスにはシンプルなものから商業施設などで使用されるような特殊なデザインまで種類は豊富で、同じ金額で選べる種類は1つのメーカーでも「織物調」・「石目調」・「和調」など、約50~100種類程といわれています。
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また、デザインの他に機能性を持つクロスも多様化していますので、見た目だけではなくそれぞれのお部屋の特性に合わせて張り替えを行う場合もあります。
壁面収納をつける
リビングの場合は、床に新しい収納家具を置いてしまうと、どうしても寛ぐための空間が狭くなってしまい見た目にも物が多い印象になってしまいますので、壁面収納を設置することをおすすめします。
特にテレビ台の上部のテレビの周囲でできるデッドスペースに棚を新設して効率よく空間を利用することにも役立ちます。
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間接照明を設置する
- 壁や床に向けたり、テレビの後ろ側から照らしたりと間接照明を設置して多方面から柔らかく光を取り入れることが可能です。
雰囲気も直接照明が当たっている状態よりムードが出て癒しの空間にふさわしいリフォームになります。
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リビングとキッチンとの仕切りを撤去する
キッチンの仕切りを撤去した場合、リビング全体を見渡せ、料理中であっても家族との団らんを図ることが出来ます。また、小さなお子様をお持ちのご家族であれば同じ空間で目を離す時間も少なくなり安心してキッチンでの作業を行うことが可能です。
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床暖房をつける
床暖房を設置する場合は、床面積の5~7割に床暖房設置により部屋全体に暖房効果が得られるようになっています。人の足が直接触れる部分や、日当たりにムラがある部分などに床暖房を部分的設置することで無駄を省き暖房効果を得ることが出来ます。
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リビングのリフォームの注意点は?
リフォームを行う際に注意が必要な点を3つのポイントにまとめて見てみましょう。
リビングの統一感を壊さないようにする
せっかく機能性もデザインも新しくしても、空間としての統一感を損なうと見た目として違和感となり、寛ぐべき空間なのに居心地が悪くなるということにもなりかねません。一つ一つのデザイン性や機能性ももちろん大切な要素とはなりますが、全体像をイメージし事前にシミュレーションしてみることも大切です。
床暖房の設置について
床暖房を設置し効率的に使用する為に、床のフローリング材にも気を付けておきましょう。一般的にフローリングに使用されるものとして複合(合板)フローリングが使用されています。ただ、複合フローリングは熱に弱く、湿気や乾燥によって反りやひび割れがしやすいという特性があるため、熱を発する床暖房には向いていません。近年では床暖房に対応している無垢フローリング材もありますので、もし洋室やリビングに床暖房を検討されている場合、フローリング材には熱に強いコルクや床暖房用のフローリングに換えるようにしましょう。
コンセントの位置や数
例えばリビングとキッチンが同じ空間にある設計にしたい場合は、既存のコンセントの位置や数を把握しておく必要があります。リフォーム後に使用したい場所でコンセントに届かないなどの問題が発生し、延長コードを使用して見た目も悪くなる可能性もあります。
リビングを明るく保つコツは?
お部屋の種類や設計によりどうしても窓側と部屋の奥では明るさが変わってきます。
ここではアイテムを使用することで部屋全体を明るく保つポイントをご紹介します。
鏡を置く
鏡を置いたり、壁に設置したりすることで光を反射し、より明るくする効果があります。
また、目に入ってくる情報として暗い場所は狭く、明るい場所は広く見えるという効果もあり、明るさの調整とともに空間を開放的に見せる方法としても効果的です。
カーテンの色を明るくする
リビングの広さにもよりますが、奥行きがあり、設計上窓が少ないと部屋の奥まで光が差し込まず窓側と奥では明るさがかなり変わってきます。
カーテンの色を明るくすることで光を拡散させる効果や、特に白に近い色であれば反射機能により奥まで光を取り入れることも可能です。
特に現在では光拡散機能を持つレースカーテンの開発もされており、より光を取り込むことが可能な機能を備えた商品もあるようです。
照明を2つ以上置く
天井照明はもちろんですが、フロア照明や間接照明を組み合わせて多方面から光を当てることでさらに明るい空間へと変わっていきます。
リフォームの方法別の費用は?
フローリングを貼り替える
フローリングを貼り替える場合は、一般的な複合フローリングであれば、材料費は1㎡あたり約3千円〜8千円程になり、無垢フローリングになると約9千円〜1万5千円程が相場のようです。フローリングに使用する材木により金額も変動しますので調べておく必要があります。また、専門業者が行う場合はこの他に工事費が別にかかりますので問い合わせにより工事費や他にかかる経費などを確認しておくと良いでしょう。
壁や天井クロスを貼り替える
壁紙や天井のクロス貼り替える場合は、一般的なビニールクロスの場合、材料費・工事費あわせて1㎡あたり約1千円〜3千円程が相場と言われています。
また、壁に珪藻土や漆喰等の素材を使用する場合は、リフォーム業者の他に左官職人の作業が必要になるので工事費用はビニールクロスの場合の約4倍になり、1㎡あたり約4千円〜9千円程と高額になりますので、まずはしっかりと予算を立てておきましょう。
壁面収納をつける
壁面収納には様々なタイプがあり、壁一面に収納を設ける場合と、ある高さに棚を取り付ける場合では金額面も大きく変わってきます。
一般的には約20万円~35万円程が相場となるようです。
また、デザイン性に優れたフリーレイアウトタイプの製品を使用した場合は工事費を含めて約90万円となる場合もあります。
自分のニーズに合った収納タイプの組み合わせにより金額も変わってきますので、予算を決めて検討してみましょう。
間接照明を設置する
間接照明を設置するためには必要な工事として主に電気配線工事や、隠ぺい配線、天井の場合はボード等の設置が必要となり、約30万円~60万円と幅があります。
設置する場所や幅により異なりますので、実際に現場を調査してもらい詳細の見積もりを出してもらうことをお勧めします。
リビングと隣の部屋との仕切りを撤去する
部屋の仕切りの撤去費用としては約3万円~7万円が相場と言われています。
ただ、建物の構造上の強度により撤去できない場合もありますので、設計もとに確認すると安心ですね。
リビングとキッチンとの仕切りを徹底する
キッチンが壁面に設置されているタイプで、壁のみ撤去した場合は約20万円~40万円程が相場で、キッチンをリビング側に設置する等のリフォームまで行うと約70万円~となるようです。
床暖房をつける
お部屋の広さを5畳とした場合の相場は、電気式暖房方式の場合、約25万円~50万円程になり、温水式暖房にすると約30万円~55万円程がだいたいの相場となるようです。
リフォーム業者を選ぶポイントは?
リフォームを行う場合、施工方法や費用など施工店により様々です。ここではどのようなポイントで業者選択を行えばいいかを解説していきます。
やりたいリフォームの実例があるか確認する
まず一番大切なのは自分の希望とするリフォームの実績を持った業者を選ぶということです。
施工業者なんてどこも同じだろうとお思いでしょうが、業者にも得意なジャンルや対応していないジャンルがあります。
今は一括で依頼が行え、比較することもできますが、まずは依頼する業者の得意とするリフォーム例を参考にすることをお勧めします。
許認可や資格があるか確認する
リフォーム関連で最も重視される資格として、建築士という国家資格があります。
もちろん建築士の資格を持っていない人でもリフォームを行うことはできますが、一か所だけでなく大規模なリフォームを行う際には、より高い資格を持つ担当者と相談し施工を行ってもらうことでリフォーム後、将来的にも安定し、安心して使用していうことが可能になります。
自社で施工しているかどうか
施工業者の中には設計のみを行い、実際に施工する場合は別の業者を手配するところもあります。
もちろん悪いことではないですが、一貫して行っている施工業者の場合、施工事例を多く持っているところもありますので、より多くの要望や気を付けるべき点などの相談にも乗ってもらえ臨機応変に対応してもらえるため安心です。
また、何か不具合が起こった場合でも窓口が一つに絞られる為、対応が早い等のメリットもあります。
終わりに
リビングのリフォームの内容をさまざまなパターンでご紹介してきました。
リビングは家の中でも最も広いスペースの部屋になることもあり、かかる費用も高額になるか所もありましたね。
冒頭でもお伝えしましたが、家族団らんや、仕事が終わってからの休息の場所として自分に合ったレイアウトやカラー、素材を使用することでより快適なライフスタイルを築くことも可能です。
建築法などの法律も絡んでくるので、専門的な場所については無料相談も行っている施工業者を調べてみることも必要な要素となるでしょう。
リフォーム比較プロで見積もり比較
をして、施工が高額になることを防ぐためにも比較は絶対条件です。
上手に空間デザインを行い、よりよい癒しの時間を送ってみてはいかがでしょうか。

WRITTEN BY
HANDIY(ハンディ)
「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。
これがHANDIYの目指す世界。