組子DIY!簡単組子のコースターつくりワークショップへ潜入

坂下佳奈
坂下 佳奈 


こどもも参加!組子のワークショップに潜入

「組子」とは、釘を使わず、木を組み付けていく技術のことで、飛鳥時代から受け継がれてきた伝統技術です。

簡単な格子のものから、複雑な模様を描いたものまで多種多様。

今回は、こどもも簡単にできる組子のコースターつくりのワークショップへ参加してきました。 今回のワークショップでつくられていた組子のコースターが、三角形と、四角形の2種類。

シンプルな作りで、どんな場面でも使える実用的な形です。

四角形の組子コースター

四角形で用いたのがこちらの組木。4本で1セットになります。

4本の組木は、どれも同じ形で溝が入っています。今回のワークショップでは、こどもも参加できるように、木の棒にはすでに溝がいれられていました。

棒を横からみると、それぞれ左右から、真ん中まで溝がはいっていることがわかります。

溝の幅と木の幅が同じになっていて、この部分を組み合わせていくとコースターを作ることができます。



しっかりはめこめば、完成!

ちょっとしたパズルのようで、こどもたちも楽しみながら組み合わせていくことができます。

三角形の組子コースター

 三角形のコースターをつくるのに、使った組木がこちら。

三角形も四角形と同様、3本の組木には同じ溝がはいっています。

ただし四角形とは違い、木に対して溝は斜めにいれてあります。 横からみると、こんな形です。

この溝部分を組み合わせていくことで、これもまたコースターを完成させることができます。

四角形と同様、ちょっとしたパズルのようで、こどもたちも競い合いながら完成!

ワークショップ内では、組み込みができた子どもから順番に、やすり(粗さ、180番程度)をかけていきました。好みで、角の部分を少し丸くしたり、組子の境目にかけてみたりしていきます。

やすりをかけると、心地よい木の香りがさらに漂ってきます。 

仕上げは、生くるみの油塗り

やすりかけの次に登場するのが、この「生くるみ」。

コースターの仕上げに、生くるみの油を塗っていきます。

くるみは、コースター1個に付き、2~3粒程度。

スーパーやコンビニで売っているおやつ用の生くるみ(炒る前のもの)を使用します。 これを、さらし布など(厚手だと油を通さないので注意)にまいて、中身がとびでないように注意しながら金槌で叩きます。

金槌を使うときは、下に固いもの(木や石など)を置き、その上で叩くようにしましょう。中から油がにじみ出てくるので、中身がでないように布を閉じたまま、オイルをコースターに塗っていきます。

徐々にオイルの色がコースターについてきて色が変わってきたら、完成です!

くるみ油は、乾燥すると表面に膜をつくり木を守ってくれます。食用のくるみを使っているので、体にも安全。口に入れる箸やスプーンにも活用できます。

組木のつくりかた

この組子のもとになる組木は、ノコギリやノミを使って作ることができます。

細かい作業になりますが、チャレンジしてみましょう!

ただし、今回のイベントでは沢山の組木が必要だったため、機械をつかって部品となる組木が作ってありました。

一体どんな機械で作ったのか教えてもらうために、木工所へ潜入しました。

こちらの機械、スイッチをいれると、下面の穴が開いている部分を刃が高速回転します。

高速回転する刃の上に木をスライドさせることで、簡単に木を削ることができます。 削る幅は、1mm単位で調整することが可能。

組子をより固く組み込ませたい場合は、余裕をもたせないような溝の幅にすることできっちりと組み込むことができます。その場合は手ではなく、とんかちなどを使い組み込ませていきます。

もちろん、本格的な機械がなくても、ノコギリとノミがあれば同様の組子をつくることができます。

ノコギリで切った木に、ノミで溝をいれていく。組木作りにチャレンジしてみましょう!

組子コースターまとめ

ご紹介した組子コースターは、三角形と四角形のシンプルなつくりのもの。

組木さえできれば、小さなお子さんでも自分で組み立てることができます。どうやって組めば完成するのか考えるのは、よい頭の体操にもなるかもしれません。

最後に、やすりをかけて、くるみ油を塗れば完成!みんなで楽しむことができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

今回、このワークショップが行われたのは、長野県木曽町。木曽町は、森林資源の豊富な地域として知られています。現地に住む若い木工職人さんが指導してくださいました。

会場となっていたコワーキングスペース&サテライトオフィス「ふらっと木曽」では、他にも、地元の古材をつかった机つくりなど地元資源を活用したものづくりイベントなど、様々な催しが行われています。

ぜひ気になるイベントがあれば、足を運んでみてくださいね。

坂下佳奈

WRITTEN BY

坂下 佳奈

富山県出身。長野県木曽町にて、古民家をDIYをしながら暮らす。空き家活用に興味を持ち、DIY合宿を和歌山県有田川町にて共同主催(1泊2日延べ40人以上が参加)。リノベーションスクール和歌山に参加。DIY物件を見に行くのが趣味。

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