アイアン脚のテーブルDIYのやり方や必要な部材を徹底解説

憧れのアイアン家具をDIYしよう!
【ポイント1】自分の体格、スペースに合わせたローテーブルを作る
テーブルと一口に言ってもさまざまで、用途によってもタイプが分かれます。
リビングルームや、ソファとセットで置くためのテーブルとして、最も最適なのがローテーブル。
そんなローテーブルをDIYするうえで大切なポイントは「高さ」です。
市販のローテーブルを見ても高さは約30㎝~45㎝が一般的で、床に座ってテーブルを使用する座卓タイプか、ソファに合わせた高さを求めるかでも違ってきます。
このため、ローテーブルをDIYする前準備として、「どのような使い方をするのか?」をイメージしておきましょう。
他にもローテーブルの幅も需要なポイントになってきます。
テーブルをDIYする際、多くの方はある程度どこに置くかを考えているでしょう。
しかし、スペースに合わせないとお部屋が窮屈にも感じやすいので「丁度よいサイズ」を考慮しつつDIYすることが重要です。
そのためにも、まずはどんなサイズのテーブルが良いのかを、軽くデッサンしてみるなど、イメージを膨らませて多くのが重要です。
【ポイント2】どのタイプのアイアン脚を使うのか?
[instagram url=https://www.instagram.com/p/BmnGH6RBuyb/?tagged=アイアン脚]どんなサイズのローテーブルを作るか、イメージが固まったところで、次は素材に注目していきましょう。
近年、DIYの世界では「男前インテリア」や「インダストリアル」といった言葉をたくさん聞きます。
これらは「カッコよさ」と「おしゃれ」を兼ね合わせたような風合いがあり、大変人気が高いです。
特に金属素材を使い、ヴィンテージな質感のある「インダストリアルスタイル」は、「工業的」といった意味合いもありカッコよさが引き立つ仕上がりになります。
そんなインダストリアルなローテーブルにするためにも、脚部分にアイアン素材を取り入れてみましょう。
アイアン素材の脚には、人気のスクリューオンタイプや丸脚などデザインが豊富で、好みに合わせたものを手に入れることが可能です。
中にはホームセンターなどで販売している、アイアン素材のLアングルを自ら加工しテーブルをDIYする人もいます。
Lアングルはお店ので有料サービスでカットしてくれますが、溶接やボルト固定どちらの方法をとっても、時間や経費もかさんでしまいます。
このため、初めてアイアン脚を用いたローテーブルを作るのであれば、すでに加工済みのものを購入するのが手軽です。
【ポイント3】天板にもこだわりたいなら
[instagram url=https://www.instagram.com/p/BesJBAIB3Wn]今回はアイアン脚を使ったローテーブルのDIYですが、天板は常に目に目る部分でもあるのでこだわりたい人も多いはず。
テーブルの素材として多くの人が活用している合板は、ホームセンターでもテーブル用のものが販売しており、比較的低価格です。
素材の質感を重視したいのであれば、ヒノキやスギといった材木をつなげて天板を作るのもいいでしょうし、どこにもないテイストを求めるのであれば古材を使用する手もあります。
この場合、組み合わせ方でデザインが自由に決めれるのでよりこだわりのある天板ができます。
他にも足場板を利用したヴィンテージな質感も人気です。
しかし足場板はすでに使い込まれた素材なので、ゆがんでいる可能性も高く、FPS材も含めた木材を使用する際は注意する必要があります。
テーブルに使用する天板の厚みは一般的に30㎜程度で、厚みがあればあるほど全体の重量も増えてどっしりした作りになります。
今回はアイアン素材の脚を用いるので、かなり重厚感のあるテーブルができるかと思います。
さらにどっしりした質感を出すなら30㎜以上の厚みの木材を、全体のバランスを整えたいなら30㎜程度の天板を選びましょう。
厚さ9mmなど薄めの板がホームセンターで販売されていますが、木材は反ったりねじれが出たりするので20mm以上ある厚さがおすすめ!
アイアン脚ローテーブルに必要な材料
[instagram url=https://www.instagram.com/p/BT5RAUxhhZ7]今回は縦450㎜×横810㎜×高さ380㎜のローテーブルDIYを作ります。
アイアン脚はスクリューオンタイプを用意。細身ですが、脚と天板裏部分に細いパイプで1~2本支えがついているのがスクリューオンタイプです。
アイアン脚はネットで購入可能ですが割高になるため、天板を割安な合板にしてみました。
材料
アイアン脚(スクリューオンタイプ)380㎜×4
天板(合板)縦450㎜×横810㎜
木ネジ(25㎜前後):適量
※天板の厚みが30㎜の場合
電動ドリルドライバー
紙やすり (#100、#280、#400)
※サンダーがあれば便利!
※#400は耐水ペーパーもいります
刷毛
ウェス、またはタオル、スポンジかスチールたわし
塗料(ワトコオイル、ブライワックスなど)
いざ!アイアン脚を使ったローテーブルをDIY!
天板にやすりをかかける
[instagram url=https://www.instagram.com/p/BOMaSaODXL6]ローテーブルを作るための天板は、購入した時点ですり傷などがあるので、やすりをかけて滑らかにしていきます。
まずは#100の紙やすりを使い、天板全体をならしていきます。
そこから#280→#400も同様に、天板全体にやすりをかけて手触りのよい天板に仕上げていきましょう。
・天板にやすりをかけずにオイルステインなどを使うと、仕上がりの質感が悪くなるので、必ずやすり作業は行いましょう
・今回はかなり念入りにやすりの下処理を行いますが、材質によって軽いやすり掛けでもOK
・やすり掛けをする際は、サイド部分もしっかり行いましょう
・手間や時間がかかる作業なので、サンダーなどの電動工具があると便利
必要材料、道具
天板(合板)縦450㎜×横810㎜
紙やすり (#100、#280、#400)
サンダー
塗料(ワトコオイル、ブライワックス)を塗る
[instagram url=https://www.instagram.com/p/Beu1CKVHFoL]天板に塗装を施すのは、ローテーブル全体の質感をだす工程として重要です。
やすりをかけた天板の木くずをウエスなどできれいに拭き取り、ワトコオイルを刷毛で塗ります。
15~30分放置し、ウエスで表面の塗料を一度拭き取ります。
再びワトコオイルを軽く塗り、乾かないうちにウェットタイプのやすり紙#400を使って全体を研磨します。
あとはウエスで、天板全体を磨けば出来上がり!
ブライワックスはスポンジやスチールたわしで、天板全体に塗装を施し、15分ほど放置させてからウエスで磨けばOKです。
ブライワックスのほうが発色がライトなので、重ねて塗装するのもいいです。
・ワトコオイルやブライワックスは多く使いすぎると、べとついたりするので適量を心がけましょう
・ワトコオイルやブライワックスを使用する際は、においがきつめなので換気のよい場所をえらび塗装用マスクを用いるのがおすすめ
・ワトコオイルやブライワックスはやすりをかける際は、ゴム手袋をはめてから使うことをおすすめ
・テーブルはさまざまなものを置く機会が多いため、液状塗料のワトコオイルやオイルステインだけではシミになりやすいです。
定期的にメンテナンス(塗料を重ね塗りする)するか、ブライワックスを重ね塗り方法もいいです。
その際は仕上がりの色合いが変わるので、重ね塗りを踏まえて色選びを考えましょう・ワトコオイルやブライワックスは可燃性が高いため、ウエスは水を浸してからごみ箱へ
必要材料、道具
天板(合板)縦450㎜×横810㎜
刷毛
ウェス、またはタオル、スポンジかスチールたわし
塗料(ワトコオイル、ブライワックスなど)
紙やすり(ウェットタイプ#400)
組み立てる
[instagram url=https://www.instagram.com/p/BcxCGbjgM8v]天板の下処理を終えたらいよいよ組み立てです。
天板の裏になる部分を表にして置き、アイアン脚を仮置きしてバランスを見ましょう。
この時、設置場所をしっかり測ってほぼ同じ位置にするようにします。
仮置きができたら設置場所に印をつけ、ネジを使ってアイアン脚を取り付けていきます。
今回は市販のアイアン脚のため、予めネジ穴が開いていますが、ネジ穴が開いていない場合は鉄工ドリルを電動ドリルドライバにはめこんで穴をあける作業を行います。
・テーブル天板の幅1mを超える場合、スクリューオンタイプのアイアン脚だと強度が弱く、天板にたわみがでる可能性が高くなります。
幅の広いテーブルのDIYを考えている方は、太目サイズのアイアン脚を選ぶのがいいでしょう・アイアン素材にネジ穴をあける作業は、かなり労力が必要なので注意しましょう
・今回はあまり大きなローテーブルではないので比較的強度は高いですが、心配な場合はアイアン素材のフラットバーを天板の裏面に設置するのもおすすめ
必要材料、道具
アイアン脚(スクリューオンタイプ)380㎜×4
天板(合板)縦450㎜×横810㎜
木ネジ(25㎜前後):適量

WRITTEN BY
HANDIY(ハンディ)
「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。
これがHANDIYの目指す世界。