《脱東京》本田直之氏が考える豊かなライフスタイルの未来とは?

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自己管理できない人は自由が遠ざかる

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昔パタゴニアにインタビューしたときに、「うちの会社に来ても不幸になる人はいるんですよ」という話をしたわけよ。

何それって言って。

『あたらしい働き方』という本で出てきた。

佐藤:はい、読みました。

本田:結局、自己管理できない人は、うちの会社に来たら辛いからやめちゃうよと。

だって、誰も仕事教えないし、あれやれこれやれとか言わないし。

自分で考えて動けない人にとってみると、こんなに辛い会社はない。

一方、自由であったほうが実力が出せるような人たちにとってみれば、こんなすばらしい環境はないわけですよ。

それって要は、「みんながパタゴニアいいと言うからパタゴニアに就職します」とか、「ハワイって暖かくて幸せそうだな」とか、「デンマークって幸福度高いから住んでみたい」とかそういう発想じゃ絶対ダメなんだよ。

自分がどうなの?

自分の中で大事にしているものは何?

自分の価値観は何?

自分の重要なクライテリアは何? 

というのを、まずすごくよく考えた上で、じゃ、どうするんだというのを考えないと最初から軸がブレまくっているの。

本にもよく書いているんだけど、よく大学で授業やるときも学生にこういう話するけど、これがすべて正しいと言っているわけじゃなくて、会社員になることが正しい人だっているし、自分で大きいビジネスつくるのが幸せな人もいるし、研究者みたいになるのが幸せな人もいるしと。

人それぞれ違うんだよと。

だけど、いろんな生き方というか、生きるオプション【選択肢】は知っておいたほうがいいよというふうに言っているのね。

なぜならば、見たことがない生き方というのはやろうとも思わないし、想像もつかないから。

でもちょっと知っていれば、自分がそっちに向いていると思ったら、そこに進めるわけじゃないですか。

子供のときに、子供にどういう職業に就きたい?と言うと、大体おまわりさんになりたいとか、パイロットになりたいとか、お医者さんになりたいって言うわけじゃん。

それしか知らないから。

3歳の子供が「Googleを抜くすごいベンチャーつくります」とか言ったら、ひっくり返るじゃん。

佐藤:そうですね(笑)。

選択肢を広げるオプションを知る大切さ

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本田:オプションは知らなきゃいけないよね、いろんな生き方。

今までって、日本の教育ってそういうオプションを広げさせなかったんです。

要はワーカーとして優秀になるための教育しかしていなかった。

自由に生きること。

そのルールから逸脱するというか、レールのないところを走らせるという教育は一切していないから、知らないことが多過ぎるというんだね。

俺はラッキーなことに、20年前にアメリカに留学していろんな生き方を見たり、いろんな人に出会った。

その前も結構旅をしていて、学生時代かな?

そこで出会った奴らの、『TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと』というこの間出した本に書いているんだけど、それを読んでもらうといいと思うんだけど。

佐藤:読みました(笑)。

本田:ありがとう!

それで結局、こういうやり方もあるのねというオプションが広がっていたのは、自分の中ではよかったと思う。

そこからあとは自分で考えて進んでいけばいい話ですよ。

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