扉の開け閉めに必要な「蝶番」の種類や取り付けテクニック

HANDIY(ハンディ)
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蝶番とは?

扉を取り付ける時に必要になるのが蝶番(ちょうつがい又はちょうばん)です。しかし、一言で蝶番と言っても、意外に多くの種類が存在するので、実際に使いたい時にどれを使えば良いのか悩んでしまうことも多いです。そこで、この記事ではDIYでもよく使われる蝶番の種類を紹介していきます。また、その中でも特におすすめの蝶番や実際の蝶番の取り付け方についても、詳しく説明していきたいと思います。

特徴

蝶番とは、家具の扉や蓋などに開け閉めの役割を持たせるためのパーツのことです。

蝶番が無ければ、扉などを開閉することはできません。蝶番はその見た目が羽を開いている蝶々に似ているので、蝶番と呼ばれています。では、次に蝶番を選ぶ時のポイントについて紹介していきます。

使う蝶番を選ぶときのポイント

一言に蝶番と言っても、たくさんの種類があり、それぞれに用途があります。なので、自分が使いたい用途に合う蝶番を使うようにしましょう。

選ぶときの注意点

蝶番を選ぶ時には、様々な注意点があります。まず、用途に合った蝶番を使うということです。例えば、好きな角度で固定したい時には、トルクヒンジを使うなど用途に合ったものを使いましょう。また、蝶番のサイズも大切です。自分の付けたいサイズや扉に合うサイズの蝶番を使うようにしましょう。

よく使う蝶番の種類と用途は?

蝶番にはたくさんの種類があるので、実際に蝶番を使いたいという時には、どの蝶番を使ったらいいのか悩んでしまうことも多いです。

例えば、蝶番には、大きな扉に適したものや、バネで戻るもの、好きな角度に調整することができるものなど様々なタイプがあります。そこでここでは、DIYなどでよく使われる蝶番の種類とその用途について細かく紹介していきます。

平蝶番

平蝶番は、最も一般的な蝶番でシンプルな構造であり、使い方も分かりやすいです。2枚の金属板(プレート)を1本の回転軸に連結させたもので、軸を中心にして左右に金属板が開きます。用途としては、扉などの多くのものに使われますが、扉を閉じた時に、蝶々の羽の部分が重なってしまって重なってしまうという欠点があります。この厚みのせいで、隙間が生じてしまうので隙間をなくしたい時には取手部分を削るなどの加工が必要となります。

長蝶番

その名の通り、長蝶番とは長い蝶番のことです。縦に長い扉などに設置することで、扉がたわんだり反り返ったりすることを防ぎます。用途としては、扉、ピアノ、ライティングディスクなどの長い物によく使われます。

抜き差し蝶番

抜き差し蝶番は、軸とプレートが分かれているため、素材へ蝶番を取り付けて扉を設置してからでも、その状態のまま取り外しと取り付けが簡単に行えるような蝶番です。細かな掃除をしたりメンテナンスをしたりする時には非常に楽です。この抜き差し蝶番を使えば、気分によって簡単にいろんなデザインの扉やドアを取り替えることもできます。

スプリング蝶番

スプリング蝶番とは、バネが内蔵された蝶番です。軸部分のバネにより、元に戻る力が働くため、開けた後に手を離すと勝手に扉が閉まります。用途としては、常に閉じておきたいような扉や、カウンターなどに用いられます。

スライド蝶番

スライド蝶番は、扉が閉まっている時にはヒンジが隠れます。扉の内部に取り付けることができるので、閉まった状態でも隙間があくことが無いです。そして、扉を開けた時に扉が建て具の板よりも外側に出る事がないので、壁ぴったりにおく事が可能です。用途としては、食器棚などに多く使われています。デメリットとしては、専用の工具で埋め込み作業をしなければならないので、初心者には難しいという事があります。

ドロップ蝶番

ドロップ蝶番は、主に下側に置かれる扉に用いられます。用途としては、ライティングボードやテレビ台などで用いられる事が多いです。扉を開けた時に段差や隙間ができないので、扉を開けてそのまま奥から物を滑らせて取り出す事ができます。ただ、取り付け部分を削って埋め込み作業をする必要があるという難点もあります。

トルクヒンジ

トルクヒンジとは、好きな角度に保持する事ができるフリーストップ使用の蝶番です。また、ゆっくりと扉が閉まらないようにするタイプのものをあります。用途としては、監視カメラやモニターなどの設置の際に用いられます。

クリーンヒンジ

クリーンヒンジは、部屋を清潔に保つことを目的にする蝶番です。金属同士が擦れあって金属粉が飛散することを防ぐことができます。慴動部に樹脂でできたキャップを付けていることにより、金属粉の飛散を防いでいます。

オートヒンジ丁番

オートヒンジ丁番は、扉の開閉スピードを制御する蝶番です。プレートが上下に分かれていて、強弱の異なる2つのスプリングで開閉スピードをコントロールしています。

隠し蝶番

隠し蝶番は、扉を閉めた時に全く見えなくなるような蝶番です。隠し蝶番は木製の扉でも、金属の扉でも使用する事ができます。見た目がスッキリするので、デザイン性を重視するような扉にはオススメです。また、蝶番の位置が外からは分からないため、防犯性もあります。

ガラス蝶番

ガラス蝶番は、ガラス扉やアクリル扉のために使う蝶番です。ガラスを挟み込むように設置するタイプと、ガラスに穴を開けて設置するタイプのものがあります。

おすすめの蝶番は?

ここまで、たくさんの種類の蝶番を紹介してきましたがいかがでしたか。たくさんの種類の蝶番を紹介してきたので、結局どの蝶番を使えばいいのかよく分からないという方も多いかもしれません。そこで、ここではその中でも特におすすめの蝶番を紹介していきたいと思います。

平蝶番

まず、おすすめの蝶番は平蝶番です。平蝶番は最も使われているシンプルな蝶番で、多くの用途で使うことができる上に、取り付けも簡単です。なので、DIY初心者の方には一番おすすめです!

トルクヒンジ

トルクヒンジは、自分の好きな角度で扉を保持する事ができるので、そのような用途で蝶番を使いたい人にはおすすめな蝶番です。モニターの設置などの時は、自分の好きな角度でモニターを設置することができるのでおすすめです。

スライド蝶番

スライド蝶番は、表に金具が見えないので、スッキリとした外観に仕上げたい時におすすめな蝶番です。実は、スライド蝶番には三種類あります。一つ目は「全かぶせ」で、扉が相手側の素材の前に来て、その上相手側の素材がすべて隠れるようなものです。二つ目は、「半かぶせ」で相手側の素材が半分だけ隠れます。三つ目は、「インセット」で、扉が相手側の素材の前の面ではなく、内側に来るタイプです。スライド蝶番はこの三つの種類のものを、用途に応じて使い分けます。

スプリング蝶番

スプリング蝶番は、先ほども紹介しましたが扉を開け放すと、バネの戻りで扉が閉まるようなバネ丁番です。スプリング蝶番には、片開き用のものと両開き用のものがあるので、自分の用途に合うものを選んで使いましょう。

蝶番の基本!平蝶番の取り付け方は?

ここまで、様々な蝶番について紹介してきました。蝶番にはたくさん種類があって、取り付け方もそれぞれ全然違うのかと困惑している方もいると思います。しかし、一番基本的な蝶番である平蝶番の付け方が分かれば、他の種類のものにも応用することができます。なのでここでは、蝶番の基本である平蝶番の取り付け方について紹介していきます。

取り付ける位置を決める

まず初めに蝶番を取り付ける位置を決めなければなりません。取り付けたい位置に蝶番を当てはめて、蝶番の概形を鉛筆などで縁取るように書きましょう。蝶番の位置については、回転軸の真ん中のラインと取り付ける材料の端ラインが合うようにします。

掘り込みをつくる

次に、掘り込みを作っていきます。先ほど書いた蝶番の線の上からなぞるように、カッターなどで切り込みを入れて、削っていく部分を囲います。そして彫刻刀などを使い、線の内側を削り取ります。このスペースは蝶番の羽を埋め込む場所になるので、回転軸の半分くらいの厚みを目安にして削っていくと良いでしょう。

下穴を開ける

蝶番の羽をはめる場所ができたら、次はネジを打ち込むための下穴を開けていきます。ここで、下穴を開けないでいきなりネジを打ち込む事のないように気をつけて下さい。蝶番のネジ穴の中心に当たる部分に下穴を開けていきます。ドリルドライバーなどの電動ドライバーを使っている場合はセンタードリルビットを使うと楽です。

蝶番を取り付ける

先ほど開けた下穴にネジ打ちを行います。ネジ打ちの際には手で優しく行いましょう。次に、もう片方の素材に蝶番を取り付けていきます。先ほどと同様に、蝶番を取り付ける位置に鉛筆などで線を書いていきます。ここで注意しなければいけないのは、先ほどの場所と同じ位置にしないことです。

あとから取り付ける素材の方は、先に取り付ける素材よりも2mmほど低い位置にします。そうすることで、隙間ができるので扉の開閉がスムーズになります。そして、もう片方の素材についても先ほどと同様に掘り込みを作り、下穴を開けて蝶番を取り付けていき、完成となります。

以上の操作でズレが生まれると、スムーズに扉が開閉できないなどの障害が出るので、ズレが無いように正確に行いましょう。

まとめ

ここまで、蝶番について紹介してきましたが、いかがでしたか?蝶番と言っても、たくさんの種類があり、それぞれに用途や目的があることが分かったと思います。蝶番にもこだわることで、今までよりもオシャレなDIYになること間違いなしです!この記事が、皆さんがDIYを行う時の参考になれば幸いです!

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塗るものを選ばないチョークペイント

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