石膏ボートに使えるネジはどれ?特徴・施工方法・おすすめをピックアップ

HANDIY(ハンディ)
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「石膏ボード」と聞いてそれがすぐに何なのか想像できる方がいれば、建築関係の方もしくはご自身でDIYをする方ではないでしょうか。

こんなにも身近にあふれていながら直接目にする機会が少ない「石膏ボード」

しかし、その使い方を知れば自宅の内装など劇的に変えることもできるでしょう。

石膏ボードやネジの知識をしっかり得て、壊れないオシャレなお部屋作りをしちゃいましょう!


日本住宅のほとんどで使用!石膏ボードとは?

石膏ボードとは、日本の建築のほとんどが壁などに使用している内装の素材です。

硫酸カリウムを主成分とする石膏を板状にし、その両面を専用の紙で覆った建築用の内装材料であり、防火性や遮音性に優れています。

取り扱いが容易で、経済性にも優れていることから、建物の壁、天井など、さまざまな場所で使用されています。

石膏ボードの防火性

石膏には結晶水が含まれているため、火災時にはこの結晶水が熱分解で水蒸気となり温度の上昇を遅らせることができます。また、石膏そのものに熱を妨げる効果があるため、防火材料としても認められています。

石膏ボードの遮音性

石膏ボードそのものに遮音性があり、厚手のものや重ね貼り、あるいは吸音材との併用することで、より優れた遮音性能を発揮します。

アパートやホテル、病院の壁など、プライバシーが要求される場所でもよく使われています。

ケイカル板との違い

via:トマト工業株式会社

不燃建材の代表的な素材として、石膏ボードとケイカル板があります。

ケイカル板の原料は、ケイ酸質原料、石灰質原料、補強用途繊維などがあります。

ケイカル板に比べると、石膏ボードは安価でコストパフォーマンスが良いですが、デメリットとして水に弱いという点が挙げられます。

そのため、水回りや外気にふれるような場所では主にケイカル板が使われます。

石膏ボードの3つの難点

石膏ボードは購入価格は安いものの、家庭ゴミとして捨てることができないため廃棄時に多少のコストがかかります。
また、湿気を吸いやすく、一度湿気を吸うと乾燥しにくいため他の素材よりもカビが発生しやすいというデメリットもあります。
表面が比較的柔らかいため、傷や穴、へこみが出来やすいことも難点です。

石膏ボードが使われる工法

石膏ボードが使われる工法として、以下の方法があります。

・LGS(軽量鉄骨壁下地)工法

軽量鉄骨を下地にして石膏ボードを張る工法です。
L : Light 軽量、G : Gauge 規格、S : Steel 鉄

・木造壁下地工法

木材でできた下地に石膏ボードを張る工法で、木造住宅で使われています。

・GL工法

GLボンドという接着剤をコンクリートの面につけ、そこに石膏ボードを貼り付ける工法です。

下地の確認方法はどうやるの?

下地とは、石膏ボードを貼り付けるための土台となる柱などを言います。
「石膏ボードが使われる工法」で言うと、それぞれ鉄骨、木材、コンクリートを指します。

壁に、棚やテレビなどある程度重いものを固定する場合には、「石膏ボード用ピン」等では重さに耐えられないため、しっかりとした下地が必要となります。下地が安定していないと、石膏ボードが固定されず剥がれ易くなります。施工前には必ず下地を確認しましょう。

下地の確認方法をいくつかご紹介します。

・壁をコンコンとノックし壁の硬さを確認する

叩いた場所に下地の柱があれば、低く硬い音がします。逆に、柱がなく空洞になっている場所は中で軽い音が響きます。
低く硬い音を確認したら、その周辺(縦横)も叩き、柱の向きを確認します。

・細い針で壁を刺し確認する

柱がある場所だと針が奥まで刺さりませんが、柱がない場所だと針がすっぽりと入る手応えがあるはずです。

・センサーを使い下地を確認する

ホームセンターなどで、柱の位置を確定するためのセンサーが売られています。
安いものであれば1000円~1500円ほどで購入できます。使用方法は各センサーの説明書等をご確認ください。

石膏ボードとネジの関係は?

下地がなく石膏ボードのみの壁にネジをつけても、ある程度の重さがある場合は簡単にネジが取れてしまいます。そのために下地をしっかりと確認した上で固定することが大切ですが、それ以外の方法として「ボードアンカー」を利用することで、石膏ボードのみの壁にもネジを取り付け固定することができます。

石膏ボード用アンカーとは

石膏ボードの厚さは、9.5㎜、12.5㎜、15㎜の3種類があり、住宅では9.5mm、12.5mmがほとんどのようです。
厚さによって引抜最大荷重の強度が変わります。

石膏ボード用アンカーの種類はいくつかあり、付け方や耐荷重、また下穴の必要有無などが異なります。石膏ボードの厚さや実際に使用する目的にあったアンカーを選びましょう。

樹脂製で一番手軽に使える石膏ボード用アンカーです。
下穴をあけずに、手動のドライバーで石膏ボードに簡単に取り付けることができます。
使用ネジと石膏ボードの接触面積が大きいため安定してビス止めができます。

家庭用はボードアンカーがおすすめ

下地を見つけることが難しい場合やより早くより簡単に取り付けたい場合は、手軽に使えるボードアンカーを使用することがオススメです。

おすすめのボードアンカー

おすすめのボードアンカーをいくつかご紹介します。

・ねじ込みタイプ

YAMASHIN ボードアンカー G4 25本 G4-25

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YAMASHIN |ボードアンカー G4

下穴不要で取り付けることができます。付け方は、ドライバーで直接石膏ボードに埋め込みます。ねじ込むと反対側の面でアンカーの先が開き固定されます。材質がガラス繊維入りの樹脂ですので、サビの心配がありません。

・モノマックス

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ねじ込み式の下穴が必要なタイプです。付け方はドリルで下穴をあけて、ネジと一緒に下穴に押込むと、反対側でアンカーの先が開き固定されます。材質がポリエチレンのためサビの心配がありません。

・打ち込みタイプ

WAKAI 石膏ボード用 らくらく ボードアンカー 8本入り

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石膏ボードはもちろん、中空壁にも適したタイプです。先端が開脚式なっており、壁内の空洞で開くことでしっかりと固定されます。
付け方は、ドリルなどで下穴を開けボードアンカーを穴に差し込み、壁に刺していきます。ネジが硬くなるまでまわします。

トグルアンカーとは

トグルアンカーとは、「トグラー」とよばれ樹脂製のトグルタイプのアンカーです。付け方としては、まずドリルなどで下穴を開けます。トグラーの脚をたたみ、壁の反対側まで差し込みます。ピンを差し込んで脚を開きます。

プッシュピンについて

先に何度か述べている様に、一般的な住居はネジやクギを打ち込めないために重たいものを掛けることができません。
そのような場合には、石膏ボードに固定するために専用のプッシュピンを用いることができます。

プッシュピンを使うことによって、棚受け部分に簡単におしゃれなウォールシェルフを作ることもできます。

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フックもある

あまり重さのない時計や雑貨などを飾るだけであれば、石膏ボード用エックスフックを使って簡単に壁に固定させる方法もあります。
普通のピンフックではすぐに抜けてしまう所を、X字に斜めに2点もしくは3点を交差させてとめることでしっかりと固定することができます。

ネジの位置にしるしをつける

下地の場所が確認できたら、今度はネジをつける位置にしるしをつけていきます。
マスキングテープなどで印をつけておけば、寸法を測ったりネジを取り付けたりする際のイメージもしやすくなります。
また、ペンで書く際は点ではなく×印にすると分かりやすいでしょう。

印をつけたら、少し穴を開けておきます。はじめに少しだけ穴を開けておくことでそのあとの作業がやりやすくなります。

アンカーの外し方

ここでは、中空用ボードアンカー(金属製)の外し方について説明していきます。
中空用ボードアンカーは壁の内側で3本の脚が開いてしっかりと固定されています。
ボード用のアンカー野中で最も耐荷重が大きいタイプです。

ボードアンカーを外すには次の工具を使用します。
・金槌
・ペンチ
・マイナスドライバー

〜手順〜

1.ボードアンカーにネジを取付ける
ボードアンカーに使用していたネジを、ボードアンカー本体に取付け、少し手で回して差し込みます。

2.金槌でネジを軽くたたく
ネジを金槌で軽くたたき押し込みます。
開いていた壁の内側の脚の部分が少しだけ元に戻ります。
※強くたたくとボードごと抜け落ちてしまうので注意が必要です

3.ネジを引っ張ってボードアンカーを少しだけボードから浮かす
ネジの頭をペンチで少しだけ引っぱります。
ボードアンカーを壁から浮かせて、マイナスドライバーがボードアンカーと壁の間に入り込むようにします。

4.金槌でさらにたたく
マイナスドライバーを壁とボードアンカーの間に差し込んだまま、金槌でネジをたたいてさらに押し込みます。

5.ペンチでツバをつまみねじりながら本体からツバを取り外す
ネジの頭をペンチで軽く引っ張っり、ボードアンカーのツバをペンチではさめるぐらい引き出します。
引き出したら、ボードアンカーに差し込んだネジを外します。

ペンチでボードアンカーのツバの部分をしっかりとはさみ、ボードアンカーを中心にしてねじ切るようにペンチを左右に廻してください。

ツバの部分が「カチッ」という音をたててボードアンカー本体から取れればOKです。
「カチッ」という音は3回鳴ります。(商品によっては違うかもしれません)

ねじ切る際には出来るだけ壁紙を傷つけないように丁寧にやりましょう。

6.ボードアンカー本体を壁の後ろに落とす
ボードアンカーのツバの部分を取り外した状態です。
本体が少し飛び出ていますが、ドライバーなどで押し込んでやれば壁の裏側にポトリと落ちます。

あとは、石膏ボード補修材などで、残った穴を補修すれば完了です。
補充材は真っ白なので、壁紙が汚れていて補修後が目立つ場合は、わざと汚れた雑巾などでこすってやれば目立たなくなります。

まとめ

石膏ボードやネジ・アンカーなどの性質や用途が分かれば、テレビやギターを壁に掛けたり、ウォールシェルフを作ってオシャレな雑貨を置いたり、素敵なお部屋作りができるかもしれません。

または石膏ボードの遮音性などの特性を生かし、より高度な設備をつくることも夢ではありません。この記事が、みなさんの暮らしに少しでも役立つものとなれば幸いです!

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HANDIY(ハンディ)

「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。

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