【ダボ】って知ってる?ネジがなくても止めることができるDIY部材活用方法

HANDIY(ハンディ)
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ダボと言う言葉を知らないDIY初心者の方も、多いのではないでしょうか?

ダボは、木製の一本の棒からなり、用途に合わせたいくつかの長さによって、販売されています。本棚などの木造家具の棚の高さや数について、オーダーメードに加工する際など、実は、誰にでも活用できるシーンが豊富にあるものです。

この記事では、ダボの種類や特徴の説明と、ダボを簡単に活用するコツについて、詳しく説明していきます。


ダボとは?

ダボとは、木材や石材を繋ぎ合わせるときに、部材と部材の間のずれを防ぐために、接合面に差し込まれる小片のことです。

ダボの種類と特徴について

ダボの種類は、丸棒、木ダボ、埋め木があります。

丸棒

丸棒とは、ヒノキやヒバ、ラミンなどの樹種が原材料で、丸い棒の形をしたダボのことです。径ごとに分類すれば、φ10やφ8などの種類があります。長所は、コストパフォーマンスが良いところです。また、断面(木口)が作品の表面に出るため、オイルやステインなどの浸透性塗料をよく吸収します。短所は、浸透性塗料の吸収が良いため、周囲の木材よりも色が濃くなるところです。このため、ダボを目立たせたくない際には、使わない方がいいですが、木目を塗りつぶすタイプのペイント塗装であれば、目立ちません。

木ダボ

木ダボとは、棚板受けや木材の接合にも使われるような、木製のダボです。こちらは、丸棒より長さがかなり短く、径ごとに分類すれば、φ10やφ8などの種類があります。長所は、面取りしてあるため、ダボ穴に打ち込む際、自分で面取りする必要がなく、作業で一番手間がかからない点です。打ち込みの際、縦縞がつぶれるため、隙間なく穴にしっかりと密着し、抜けることはまずありません。このため、接着剤なしで打ち込んでも、普通は抜けません。短所は、浸透性塗料の吸い込みが良く、ダボが目立つ点です。 ただし、ペイント塗装であれば、目立ちません。

埋め木

埋め木とは、同じ材料から作る「埋め木」です。専用のカッター(ビット)を使って削り出します。こちらは、木ダボよりもさらに長さは短く、径ごとの種類はありません。長所は、穴周囲の木と同じ質感のため、ダボが目立たない点です。また、木口が表面に出ないため、浸透性塗料を塗っても、吸い込み具合が周囲と同じで、色の差が出難いです。他の種類に比べ、最も、ダボが目立たない仕上げができる種類です。

ダボ継ぎとは

 

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®️さん(@waveflat)がシェアした投稿 – 2018年11月月4日午前12時33分PDT

ダボ継ぎとは、木材同士をつなぎ合わせる方法です。テーブルや棚などの天板や棚板は大きな木材が必要になり、大きな木材は入手難易度も価格も高いことが多いです。その際、小さめの板をダボ継ぎで組み合わせることによって、大きな板の代わりとして、使うことができます。

ダボ継ぎが役立つ!どんな時?

ダボ継ぎが役立つときは、大きな木材が手に入らないとき、木材同士の組み合わせで強度が欲しいとき、金属を使いたくないときです。

大きな木材が手に入らないとき

ダボ継ぎによって、安価な素材から大きな天板を作ることができます。それだけではなく、木材の組み合わせによって、個性のある天板を作ることもできます。一枚板の大きな板は価格も高く揃えるのはなかなか難しいのが現状です。板材を組み合わせて大きな板をつくる時に最適です!

木材同士の組み合わせで強度が欲しいとき

棚を作った際、天板や棚板をそれぞれ接着や固定するよりも、ダボ継ぎによって組み合わせた方が、強い強度を得られます。他の木組みでは、複雑な加工などが必要になる場合がありますが、ダボ継ぎでは穴を開けるだけ強固な木組みができるため、非常に簡単で役に立ちます。

金属を使いたくないとき

ダボ継ぎの場合、棚の天板や棚板にはダボが飛び出ることがないので、子供用の棚を作成する際など、金属をどうしても用いたくない場合に最適です。また、ダボは木材なので、サビ等による経年劣化や侵食がありません。

ダボは自作できるか?

棚などを作っている時、天板や棚板の端材からも、作ることができます。専用のダボドリルがあり、好きな大きさのものを作ることが、簡単にできます。しかし、ダボ継ぎ用には適していません。適切でないダボを使って、天板や棚板をダボ継ぎすると、負荷がかかって折れたり、接着が不十分になります。

自作したダボの用途

自作したダボは、天板や棚板に釘などを打ち込んだ穴を埋めるダボ埋めに使うことができます。ダボ埋めとは、釘の頭が出ないように開けた穴の中に釘を打って、その穴を埋める方法です。通常のダボは、ブナの木材で作られているので、天板や棚板のダボ埋めをすると目立ちます。自作したダボなら、違和感は小さく、綺麗に埋めることができます。

自作はコストがかからない

また、自作はコストがかからないというメリットがあります。

ダボ継ぎをしよう!ダボ穴の開け方は?

 

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Blanc pur*さん(@blanc__pur)がシェアした投稿 – 2018年 5月月3日午前4時59分PDT

次に、ダボ継ぎをしましょう。

ダボ継ぎに必要なもの

ハンドドリルかボール盤が必要になります。ボール盤は垂直の穴を開けることが簡単にできますが、家庭で所持するにはコストがかかるため、ハンドドリルがおすすめです。穴開けの際、正確な垂直の穴を開けるには、専用のダボ錐などを使うことが、おすすめです。通常の木工用ドリルでも、深さを調整することができるものは、おすすめです。
また、木槌やゴムハンマーが必要です。ダボで天板や棚板を固定するときに使います。ダボを押し込む時は、木材を傷つける恐れのある鉄製のハンマーではなく、当木や柔らかいゴムハンマーを使って、押し込みましょう。
さらに、大口のクランプが必要です。木材の固定だけでなく、ドリル用の補助具なども固定し、作業を楽にします。ベルト型のクランプは、ダボ継ぎした板ごと固定できるため、おすすめです。
最後に、ダボ錘が必要です。ダボ錐は、ダボ穴を開ける専用のドリルビットです。ダボ穴の大きさや深さが完全に固定されており、簡単に穴を開けることができます。開けたいダボ穴の大きさや深さに合わせて、適切なサイズのダボ錘を購入しましょう。

ダボ穴が重要

ダボ穴は、穴開けに失敗すると、ダボを支えられなくなるため、サイズが適切になるように慎重に扱いましょう。深さは1cmくらいです。その際、板の厚さに応じて、板を貫通させない程度の適度な穴の深さになるように、気を付けましょう。

ダボ穴の開け方について

最初に、ダボ継ぎをする板に、鉛筆などで目印を書きましょう。ダボマーカーで、目印を付けてからの方が、簡単です。ダボ穴の間隔は、10cm程度を目安に打ち、強度を安定させましょう。目印をつけたら、工具でダボ穴を開けましょう。その際、穴を垂直方向に開けることは、意識し過ぎなくても、十分です。

ダボ錐での開け方

ダボ錘で開ける場合、 一定の深さ以上には開けられないので、深く開けすぎることは、ほぼありません。ダボ錘を使って、できるだけ正確に、ダボ穴を開けましょう。

ドリルガイドでの開け方

ドリルガイドを使って深さをそろえて開けるには、目印として、ビニールテープを巻くと簡単です。確実なのは、ボール盤を使用することです。

ドリルストッパーでの開け方

ドリルストッパーは、ドリルにストッパーを付けることによって、簡易なダボ錐を実現する仕組みがある工具です。数100円程度で購入でき、自分の使うドリルの直径に合わせたサイズのストッパーを購入しましょう。手持ちのドリルにストッパーを装着し、選んだ深さのダボ穴を加工できます。
ただし、垂直の穴を加工することはできないので、水平器などを併用するようにしましょう。ハンドドリルに貼り付けるシール型の水平器が、おすすめです。あるいは、スタンド型のドリルガイドを併用することもおすすめです。

ダボマーカーでの開け方

ダボマーカーは、片方のダボ穴を加工した後、受け側の板に、正確なダボ穴の位置を示すことができます。マーカーのトゲが受け側の木材に刺さることで、センターポンチの代わりを果たしてくれるため、ドリルの先端を簡単に合わせることができます。

ダボ穴を開けるときのコツや注意点は?

 

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Yuji Itoさん(@yujin_jin_110)がシェアした投稿 – 2017年 2月月26日午前8時27分PST

ダボ穴を開けるときのコツや注意点は、 三つあります。

曲がった穴を開けない

曲がった穴を開けないためには、手振れをなくすストッパーつきのドリルガイドを用いると良いです。おすすめは、神沢鉄工インパクトガイド(携帯用ドリルスタンド)K-801-3のドリルガイドです。これは、2本の鉄のパイプにガイドが付いていて、そのガイドが上下させることで垂直に穴を空けることができます。

穴を貫通させない

穴を貫通させないようにするには、ボール盤の深さ設定を貫通させない設定にすると良いです。その後、穴の隙間にマイナスドライバーを挿し込んで、穴に残った埋め木を簡単に折り取ります。

穴をずらさない

穴をずらさないようにするには、穴を開ける前に鉛筆等で板に目印をつけましょう。ダボ継ぎでは、それぞれの木材にダボ穴を開けてダボで接続します。その際、双方のダボ穴がずれていると、ダボが入らないことや、入ってもダボが斜めになってしまいます。穴が斜めに空いている場合と同様な支障が出るので、直感に頼って開けないようにしましょう。

やけどに注意する

作業をしていると、手元で木材との摩擦や機械による熱が生じることがあります。やけどに注意して、作業する際は、軍手などを使用することを心がけましょう。

ダボ継の接着方法は?


釘や綿棒などの細いものを使って、ダボを固定するための接着剤をダボ穴の内側に塗ります。ダボを入れた時にボンドがあふれないよう、少量だけ塗りましょう。

木工用ボンドを使う

ダボ継ぎには、木工用ボンドを使うことをおすすめします。ダボがボンドを吸収して膨張し、より強いダボ継ぎの効果が現れるからです。木工用ボンドを使うときは、必ず、ダボ穴の中に塗りましょう。それ以外の箇所に塗った場合、ダボをダボ穴に打ち込むと、ボンドが穴からあふれます。仕上げに、ステイン系やオイルなどの浸透性塗料を使う場合は、ボンドがあふれていると発色されないため、気を付けましょう。

タイトボンドでも可能

木工用ボンドと同じ効果を出すタイトボンドも、おすすめです。通常の木工ボンドよりも硬度の高い接着剤で、天板や棚板などの圧力がかかる部分には、これを使うと強度が高くなります。硬化後には、ヤスリで削ることもできるので、深さを間違った時にも活用できます。

ダボ継ぎの方法は?

 

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サイエンスホーム 兵庫西店さん(@sciencehome.hyougonishi)がシェアした投稿 – 2018年 2月月15日午前2時52分PST

次に、ダボ継ぎの方法を説明します。

ダボ穴を開ける準備をする

最初に、ダボ穴を開ける準備をします。

穴を開ける

次に、穴を開けます。ダボ継ぎに重要なのは、ダボの入る穴を真っ直ぐに開けることです。ダボ穴が曲がるとダボが入らないことがあったり、板の間に隙間ができます。すると、ダボ継ぎの強度が下がるなどの問題が発生するため、ダボ穴は垂直に、まっすぐ開けましょう。垂直にダボ穴を開けたら、ダボマーカーを差し込みましょう。ダボマーカーは、深さがほぼないため、小さい穴を開けてから、本穴を開ても大丈夫です。受け側の板をしっかりと、ダボマーカーに喰い込ませて外せば、目印がついているので、今度は受け側のダボ穴を開けましょう。

仮組みをする

次に、仮組みをします。受け側のダボ穴を開けたら、仮組みをしましょう。この時、穴やダボの間隔がずれていたら、穴の開け方に注意して、開け直します。穴の深さにも、注意しましょう。

ボンドで接着する

次に、ボンドで接着します。 ダボ穴にボンドを8分目まで、注いでおきます。板のつなぎ目にも、ボンドを塗り、できる限り、ボンドが穴の外へはみ出さないようにしましょう。

組み上げる

 

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Ritsuki Sakiharaさん(@ritsukisakihara)がシェアした投稿 – 2018年 1月月13日午前5時47分PST

すべてのダボ継ぎができたら、乾燥させて、塗装などをして完成です。 室内で使う場合、木目をそのままの状態にできるオイルフィニッシュが、おすすめです。ダボ継ぎで完成した棚などをもう一度分解する場合、木槌やゴムハンマーで、ダボを外すように叩いて外しましょう。

棚を増やすときの応用技

棚を増やすとき、 既製品の棚に追加の棚板を入れるときも、役に立ちます。開け方は、ダボ錐で、適当な深さと大きさの穴を受けの部分に開けます。受けができたら、ダボを差し込んだ上に棚板を乗せれば、他の工具なしでも、簡単に棚を増やすことができます。

ビスの穴埋めの方法

ビスの穴埋めをするときは、丸棒等のビスの穴の大きさ、深さに合うダボを用いましょう。サイズが合わないときは、ダボをサンドペーパーなどで磨いて、サイズを調整します。ビスは、テーパーがあり、穴の奥へ行くほど先細りのサイズとなるため、ダボもサンドペーパーでテーパーを付け、先端が先細るように加工しましょう。ビスの穴にボンドを入れ、その穴に、ダボを入れましょう。木材表面からはみ出したダボの長さは、ボンドが乾いたら、のこぎりでカットしましょう。

ダボまとめ

普段は、あまり意識していなくても、身近な製品に使われることが多いダボについて、説明してきました。ダボには、丸棒などのサイズに合わせた種類が多くあります。また、ダボ継ぎについては、作業手順をきちんと守り、ドリルガイドや木工用ボンドなどの必要な道具をそろえて、適切に使用しましょう。穴のサイズや、やけどの恐れなどの細かな点にも、注意を払いましょう。ダボ継ぎの手順を終えると、木材を仮組みをすれば、完成です。ダボは、棚を増やしたいときなど、既製品にも応用することができます。これを機会に、ダボを活用して、初心者でも手軽にできるDIYにトライしてみましょう。

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HANDIY(ハンディ)

「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。

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塗るものを選ばないチョークペイント

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