DIY道具の基礎を学ぼう!「メジャー」「サシガネ」基本テクニック

HANDIY(ハンディ)
HANDIY(ハンディ)  


ドゥーパ!×HANDIYコラボ企画!

日本で唯一のDIY・日曜大工マガジン「ドゥーパ!」と、日本最大級のDIYスナップ共有&メディアの「HANDIY(ハンディ)」のコラボ!

今回は「新版 超基本 DIY木工」の中から、「計測」に欠かせない道具をご紹介します。

DIYをするときに欠かせないのが、道具。

使い方を知っているようで、感覚で使っている人も多いのではないでしょうか。

道具の基本的な使い方や応用テクニックを知識として知っているだけで、DIYの幅は大きく広がります。

今回は、DIY作業に必要な基本道具「メジャー」と「サシガネ」の主な用途、使用方法から、道具の選び方まで解説します。

製作するものや作業内容に合った道具選びと使用法が分かれば、あなたのDIYテクニックをレベルアップしてくれるはずですよ。

新版 超基本 DIY木工 (学研ムック DIYシリーズ)

新版 超基本 DIY木工 (学研ムック DIYシリーズ)

1,646円(07/18 06:32時点)
発売日: 2018/12/13
Amazonの情報を掲載しています

長いものを測るときに活躍!メジャー

メジャーを使いこなせば 作品の仕上がりがアップ!

木工に限らずともメジャーを 使う機会は多い。今までメジャーを使ったことがない人は少ないだろうが、ここであらため て正しい使い方をおさらいしておこう。

より精度の高い計測ができるようになれば失敗も減り、 作品の完成度も高くなるはずだ。

これから新しくメジャーを購入しようと考えている人は長さ3.5mか5.5mのものを。木工用として使いやすい長さだ。

指で押さえなくてもテープが途中で止められるロック機構を備えたものだとさらに使いやすい。

またツメは壊れやすいので複数の錨でしっかり固定されたものを選ぼう。

なお、テープは金属製なので巻き取り時には指を切らないように注意する。

メジャーの基本

  • 【主な用途】

寸法を測る

  • ・テープ

ミリ単位の目盛りがついている部分。

  • ・ツメ

前後にカタカタと動く。 もちろん壊れているわけではない。

たとえば板の端にツメを引っかけて測る場合と押しつけて測る場合ではツメの厚さ分の誤差が生まれる。

実はこの誤差を補正するため、 ツメの厚さ分だけ動くようになっているのだ。

測り方1.ツメを引っかけて測る

材の端にツメを引っかける

テープを少し出し、材の端にツメを引っかける。手前に真っすぐ引っぱってくる 

手前にメジャーを引っぱってくる。目盛りの読み違えには注意。

測り方2.ツメを押しつけて測る

できれば片手で押さえながら

ツメを対象に押しつけた状態でも計測ができる。

これも引っかけ同様、端を測ればより正確だ。

対象が動かないように、できれば片手で押さえておきたい。

測り方3.クギに引っかけて使う

メジャーのツメはよく見ると先端に穴が開いている。

実はこれはクギを引っかけるためのもの。

たとえば材の途中から寸法を測りたいときなどは、始点にクギを打ってそこから計測することができるのだ。

ウラ技. 材を定規として使う

プロも実際に活用するテクニック

メジャーを使う際に多いのが目盛りの読み間違い。

これを防ぐためにプロの大工さんなどは計測部分に直接材をあてて墨つけをしてしまうことも多い。

これなら寸法取りで間違える心配もないわけだ。ビギナーもぜひ応用したいテクニックのひとつ。

ウラ技.長いものを測るとき

テープを端に合わせればより正確

たとえば2〜3mもあるような長いものを測る場合、慣れない人であれば 引っかけたツメからメジャーを垂直に引っぱること自体が難しいこととなる。

場合によっては斜めに引っ張ってしまい、微妙な誤差が発生することがある。

あまりに長いものを測る場合は、なるべく端を測ってみるのがおすすめだ

端とテープの間隔を見れば垂直に引っぱれているかどうかの見当がつけられ、精度の高い計測ができる。

選び方のポイント

なるべく幅の広いものを

メジャーは目盛りが見やすいものを選ぶ。

幅が広ければ数字も太く見やすい。

また上方向に伸ばしたときも折れにくい。

木工の第一歩は正確な計測からサシガネ

寸法計測から墨つけまで さまざまに活躍する定規

サシガネはL字型の定規のこと 。

「かねじゃく」 や 「曲がりがね」などと呼ばれることもある。

昔からある日本の大工道具のひとつで、これさえあれば寸法計測のほか、直角の計測、直線・曲線の墨つけ、板幅の等分 などさまざまな用途に使うことができる。

木工を始めるなら必 ず1本は手もとに置いておきたい道具だ。

サイズは長手が30cmまたは50cmが一般的で、30cmは小物用、50cmは建築用と使い分ける。

サシガネの基本

  • 【主な用途】
    寸法を測る
    墨線を引く
    直角を測る

 

  • ・妻手(つまて)

短いほうをこう呼ぶ。通常はこちら側で墨線を引く。

  • ・長手(ながて)

長いほうをこう呼ぶ。通常はこちらを握って使う。

  • ・cm目盛り

初心者は裏側が表と同様にcm目盛りになっているものを使おう。

使い方の基本

長手を持つ

サシガネは長手側を持つのが基本。

写真のように親指をそえるようにして握り、寸法を測るときはそのまま材にあてる。

角を合わせて測る

写真のように、サシガネの角と材の角を合わせて測ることも多い。

その場合は両手でずれないようにしっかり押さえることが大切。

使い方1.垂直な墨線を引く

01.鉛筆で印をつける

サシガネをしっかりと材にあて、墨線を引きたい場所に鉛筆で印をつける。

02.鉛筆は置いたままに

印をつけた後も鉛筆は材からはずさないでそのままにしておく。

03.サシガネをあてる

サシガネの長手側を木端(材の側面)に掛けるようにあて、鉛筆にも押しあてる。

04.一気に墨線を引く

一度でしっかりと濃い墨線を引く。鉛筆はBかHB程度の濃さがベター。

05.平行線を引くのも簡単

そのままずらせば平行線も。なお、線を引く際は必ずサシガネの外側を使う。

ポイント.目線は必ず真上から

正確な墨つけは姿勢から

墨つけをするときに忘れてほしくないのが目線。

写真のように真下に見下ろすのが基本だ

これが右や左にずれると鉛筆のあたり方に影響して墨線の精度が低くなる。

ベテランならまだしも、初心者のうちはしっかりとこの基本を守って、正確な線を引けるように心がけよう。

鉛筆はBかHB程度の濃さが適当。

お尻に消しゴムがついているタイプが使いやすい。

なお、一般的なシャープペンシルは芯が折れやすいが、墨つけ用のシャープペンもある。

ポイント.サシガネは必ず材に掛けて

墨線を引くときによくある間違いがこれ。

サシガネを材の上に置いて線を引こうとする例だ。

これでは鉛筆を動かしている間にずれてしまい、正確な垂直線を引くことは難しい。

必ず長手は木端に掛け、押し下げる要領でしっかりあてることが大切。

墨線は木表だけでなく木端にも

初心者ほど墨線を多く

切り落とし用の墨線を引くときは、木表だけでなく両側の木端にも引くのが原則。

とくに初心者にとっては目安となる線が多いほうが作業しやすいからだ。

厚い材で回しながら切る必要があるときは、木裏にも引いて四面とも墨つけするといい。

使い方2.45度の墨線を引く

長手と妻手の目盛りを合わせる

右のように、長手と妻手 の目盛りが同じになるようにサシガネをあてれば、 簡単に45度の墨線を引くことができる。

45度を簡単に引く定規

木工では45度の角度を「留め」と呼ぶ。

たとえば額縁などを作る際は、それぞれの材を留めに切ってつなぎ合わせるのが普通だ。

その留めを簡単に墨つけ・計測するための道具がこの「留め定規」。

ホームセンターなどで手に入る。

使い方3.曲線を引く

01.始点と終点を決める

まずは墨線の始点と終点になる場所を測り、鉛筆で印をつける。

02.サシガネを湾曲させる

印に合わせてサシガネを湾曲させる。線を引くのは誰かに手伝ってもらう 。

03.曲線の完成

きれいな曲線が完成。自分ひとりで引くときはサシガネを釘で固定するといい。

使い方4.直角を調べる

あてるだけで簡単にわかる

サシガネをあてることで切った材や組み付けた角がきちんと直角が出ているかを調べることもできる。

精度の高い直角は「スコヤ」で

小さなサシガネのように見える下の道具が「スコヤ」。別名 「直角定規」だ。

サシガネに比べて妻手側が非常に分厚く、造りも堅牢。

直角の精度が高く、本来は直角を調べるときはこのスコヤを使ったほうがベター。

ホゾ加工などで厳密な墨線を引くときにもおすすめだ。

さらに平面の凸凹をチェックする際にも重宝する。

応用テクニック.割り切れない長さを等分する

幅211mmの木材を4等分するとしよう。

当然、割り算をしても小数点以下の数値が出るため、普通の目盛りのサシガネをあてただけでは正 確に墨線を引くことができない。

そんな場合は、下のイラストのように斜めにサシガネをあて、4で割り切れる目盛りと材の幅を合わせる。

この場合は240mmなので、つまり240÷4=60mmずつの位置に印をつければ正確に4等分できるというわけだ。

これはさまざまな状況で応用できるテクニックなのでぜひ使いこなせるようになろう。

選び方のポイント

よくしなるものを選ぼう

サシガネは「しなり」が重要。

材に押しあてて使うことが多いのでよくしなるもののほうが使いやすい。

正確な直角が出たものを

直角を調べる際も活躍するサシガネ。

当然、正確な直角が出ているものを選びたい。

スコヤをあててみれば一目瞭然だ。

基本テクニックのまとめ「メジャー」と「サシガネ」

  • 【メジャーの主な用途】

寸法を測る

  • 【測り方1】ツメを引っかけて測る

テープを少し出し、材の端にツメを引っかけ、手前にメジャーを引っぱってくる。

  • 【測り方2】ツメを押しつけて測る

ツメを対象に押しつけた状態でも計測ができる。対象が動かないように、できれば片手で押さえておきたい

  • 【測り方3】クギに引っかけて使う

メジャーのツメの先端に空いている穴に、クギを引っ掛けて長さを測る。

  • 【ウラ技】
  • 1、材を定規として使う
  • 2、テープを端に合わせればより正確

 

  • 【選び方のポイント】
  • なるべく幅の広いものを選ぶと、数字も太くメモリが読みやすい。また上方向に伸ばした時に折れにくい。
    • 【サシガネの主な用途】
      寸法を測る
      墨線を引く
      直角を測る

     

    • 【使い方の基本1.長手を持つ】

    サシガネは長手側を持つのが基本。親指をそえるようにして握り、 寸法を測るときはそのまま材にあてる。

    • 【使い方の基本2.角を合わせて測る】

    サシガネの角と材の角を合わせて測ることも多い。

    • 【使い方1.垂直な墨線を引く】
    • ポイント.目線は必ず真上から
    • ポイント.サシガネは必ず材に掛けて
    • ポイント.墨線は木表だけでなく木端にも

     

    • 【使い方2.45度の墨線を引く】

    手と妻手の目盛りが同じになるようにサシガネをあてれば、 簡単に45度の墨線を引くことができる。

    • 【使い方3.曲線を引く】

    まずは墨線の始点と終点になる場所を測り、鉛筆で印をつけ、印に合わせてサシガネを湾曲させる。線を引くのは誰かに手伝ってもらう 。

    • 【使い方4.直角を調べる】
    • サシガネをあてることで切った材や組み付けた角がきちんと直角が出ているかを調べることもできる。

 

  • 【選び方のポイント】

よくしなるものを選ぼう。また、当然だが、正確な直角が出ているものを選びたい。スコヤをあててみれば一目瞭然だ。

以上、どうでしたでしょうか「メジャー」と「サシガネ」の基本。

意外と知っているようで知らなかったことも多かったのではないでしょうか。

これを機に、工具をうまく使って、DIYをよりレベルアップさせていきましょう!

他にも様々なDIY工具の使い方をわかりやすく紹介してくれている「新版 超基本 DIY木工」

新版 超基本 DIY木工 (学研ムック DIYシリーズ)

新版 超基本 DIY木工 (学研ムック DIYシリーズ)

1,646円(07/18 06:32時点)
発売日: 2018/12/13
Amazonの情報を掲載しています

今回の「メジャー」と「サシガネ」の基本も、こちらの誌面より抜粋しています。

日本で唯一のDIY・日曜大工マガジン「ドゥーパ!」と、日本最大級のDIYスナップ共有&メディアの「HANDIY(ハンディ)」のコラボ記事たち。ぜひチェックしてみてくださいね。

【必読】日本唯一のDIY本「ドゥーパ!」が教える”インパクト・サンダー・ジグソー”基本工具テクニック

初心者のためのDIY入門!2×4材と1×4材で作るソファベンチの作り方

初心者でも3~4日でつくれる秘密基地!日本唯一のDIY専門誌ドゥーパ!が手がけるキットハウス

HANDIY(ハンディ)

WRITTEN BY

HANDIY(ハンディ)

「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。

これがHANDIYの目指す世界。

公式instagramへ 公式facebookへ

おかねのはなし

塗るものを選ばないチョークペイント

塗るものを選ばないチョークペイント