元美術教師が建てた【約3万円】コブハウスを作る9個の裏技

元 美術教師、自作ハウスへ挑戦
イギリス・オックスフォードシャーに住む、Michael Buckさん(59歳) は、美術の教師を退職した後、庭の敷地内に自らの力で素晴らしい家を建てました。
Buckさんの決して曲げられない信念は、“コストダウン”
その為に、彼は自分で探せる素材だけを使い、電気を使わない工具のみを使用するという徹底ぶり。
家を買う余裕がないと思っている人たちにとって、この家は低予算で建てることができる最高のインスピレーションになるでしょう。
コストダウンの為の徹底した節約ぶり
Buckさんは、この家を最初に封筒の裏側にデザインし、①2年以上かけて地元の素材を集めることに費やしました。
②床板は、近所の人が放置していたボートから作られ、③窓ガラスも廃棄物のトラックから引き上げられたものです。
④さらに、藁でさえも周辺の畑の藁葺き屋根から収集されたものです。
pic:inhabitat
この家には電気も水も通っていません。
しかし、⑤近くを流れる小川から新鮮な水を得ることができ、⑥壁土の断熱高価のおかげで暖炉だけで家の熱を十分キープすることができます。
家の外に巧妙に球形に積み上げられた木は、暖炉の燃料として使用されます。
pic:inhabitat
⑦にわとりたちが食料を供給してくれ、⑧近くの井戸は冷蔵庫としても利用できます。
⑨少し離れた小屋にコンポストトイレを作ってあります。
pic:inhabitat
建築費は0円?
建築中に藁と釘がなくなってしまった時に、$250を支払わなければいけなくなりました。
もしなくならなかったら払う必要がなかった。
ということは、この家はほぼ、0円で建てられたと言ってもいいでしょう。
『素敵な家は高い金額を払わなくても建てることができる。必要なのは、建てるための土地さえあればいい』
Buckさんは、この家を建てることにより、多くの人にこのようなことを証明したかったと言っています。
『私たちの社会のほとんどの人たちは、住宅ローンを支払う為に生活をしていて、彼らの人生や生活にあまり満足しているようには思えない』ともBuckさんは話しています。
Buckさんの信念は強く、本当に実現させた家をみて、低予算でも家を建てることができると私たちに教えてくれています。
美術教師の家つくりを通じてのアート作品は、住宅金額への挑戦ともいえるかもしれません。
via:inhabitat
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WRITTEN BY
HANDIY(ハンディ)
「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。
これがHANDIYの目指す世界。