【旅するクルマの作り方】からっぽのワーゲンバスを自分仕様にカスタム

HANDIY(ハンディ)
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ドゥーパ!×HANDIYコラボ企画!

日本で唯一のDIY・日曜大工マガジン「ドゥーパ!」と、日本最大級のDIYスナップ共有&メディアの「HANDIY(ハンディ)」のコラボ!

そんなDIY誌「ドゥーパ! 」の2020年4月号は、今アツい「車中泊・バンライフ」「テント型サウナ」の2大特集を掲載。今回は、誌面より旅するクルマの作り方2020の事例ひとつをご紹介します。

からっぽのワーゲンバスを自分仕様にカスタム。週末キャンプで60年代にトリップ!

がらんどうのウエスティーを自分色に……必要十分、等身大の車中泊カスタムを実現

レトロでクラシックなデザイン。コロっとした丸いフォルム。ルーフラックにたくさんのギアをくくりつけ、いざロードトリップへ。旅するクルマを妄想するとき、ヒッピーやサーファーに愛されたワーゲンバスを思い浮かべる読者も多いはずだ。ここで紹介する柳川さん夫妻の愛車はワーゲンバスのウエストファリア。もともと内装がキャンパー仕様になった元祖旅するクルマだ。ところが、このウエスティー、ちょっと訳アリだったようで……。

「実はこの車、内側のキッチンやキャビネットが取り外された、カラッポの状態だったんです。でも僕らにとってそれが逆によかった。自分たちに必要な装備を最適なサイズで作れるわけですから」

普段は造園業を営む柳川さんの手もとには、建築廃材がたくさんあった。これをいかさない手はないと積極的にカスタム資材として活用。ただそのまま使ってしまうと、ヴィンテージなワーゲンバスのイメージにそぐわない。そこで材は徹底的にエイジング加工を施した。

「もともと張ってあった壁の板材さえも一度はがして、サンディングしました。仕事柄、いつもはキレイに作るので、あえてムラを出すのが難しくて(笑)」

もちろん車中泊装備にもぬかりはない。壁、床、天井にはスタイロフォームとスポンジシートを充てん。エンジンルーム直上の荷室も断熱することで、エンジン稼動時の熱をシャットアウトし、すぐに就寝できるようにしてある。加えて、暖房にはFFヒーターを設置。暖気の排出ホースをチーズで分岐して、運転席と後部座席の両方から暖房が出るので、車内のどこにいても快適だ。

天井や壁、ドア内側にもラックや棚を固定し、多すぎず、少なくもない必要十分な収納スペースを創出。日没後、エイジングされた車内で、ヴィンテージのテーブルランプを点灯すれば、60年代へのタイムスリップを味わえる。

「ワーゲンバスには熱烈なファンがいるんです。この車のオーナーになったのをきっかけに、いわゆる普通の乗用車に乗っていたのでは出会えない、いろんな人たちと知り合えました。公道でワーゲンバスとすれ違うと、お互い手を振って挨拶したりしてね」

旅するクルマを愛する者同士の刺激的な交流は、柳川さんたちにとって、何物にも代えがたい喜びになっている。

オーナーDATA

柳川義則さん、順子さん、ラック(愛犬)、神奈川県藤沢市在住、DIY歴20年

内装カスタムDATA

断熱材=スタイロフォーム(15㎜厚)、スポンジシート/下地材(壁・床)=なし/内壁、天井、床材=既存の板材をエイジング加工/塗料=オイルフィニッシュ/製作日数=約1カ月/材料費=約5万円

旅するクルマの詳細をチェック!

  • 車内には天板に1×8材を使った折りたたみテーブルと自作のオットマンを配置。シートと合わせて家族が向かい合ってくつろげる。折りたたみテーブルは跳ね上げても、下げても収納できるサイズで製作。脚は折れ脚金具で天板と連結

 

  • 運転席の背面はスペアタイヤの格納スペース。ここを隠すように板材を張ってカウンターを作り、空いているスペースを収納として活用。

 

  • スペアタイヤ隠しの板材は脚をつければミニテーブルに変身。スペースを効率よく使うのも、旅するクルマ作りのポイントだ

 

  • シートを倒せば、荷室と連なるベッドが登場。ベッドの高さに合わせたオットマンは、ベッドの延長にも使用。

 

  • 荷室の下はエンジンルームのため、稼働時は鉄板がチンチンになるほど熱くなる。そこで荷室床にスタイロフォームを挟んで断熱。さらにレアルシルトという遮音材も取りつけ、騒音を軽減。

 

  • 荷室天井の羽目板を使った小さなラックには、タープなど重量の軽い布物のギアの収納に。

 

  • 荷室天井と運転席上部に、等間隔に切り欠きした板材をセット。この切り欠きに布ラックの角材を固定することで、伸縮式の収納スペースに。

 

ヒーターを洗濯ホースで延長し、愛犬用の簡易ドライヤーに

愛犬と旅していて気になるのが、犬の足や体についた泥や汚れ。そのまま車に乗ってしまうとあちこちに汚れがついてしまうので、場合によっては洗いたい。でも愛犬を濡れたままにするわけにもいかない……。そんなときに役立つのがこのアイデア。ヒーターの温風吹き出し口に洗濯ホースを接続するだけで、なんと簡易ドライヤーに。これでワンちゃんの濡れた毛をしっかり乾かせるというわけ。

思わず笑ってしまうナイスアイデア! 愛犬と快適に過ごせる装備も犬連れ旅には必須です。

旅するクルマの作り方2020

日本で唯一のDIY・日曜大工マガジン「ドゥーパ!」の2020年4月号では、今アツい「車中泊・バンライフ」「テント型サウナ」の2大特集を掲載。キャンピングカー、軽トラ&軽ワゴン、トレーラー、バン、ワゴン、ワーゲンバス…などさまざまな車種・タイプの旅するクルマが大集結!

誌面には、DIYカスタムされた設備や、車中泊用の収納アイデア、快適に寝泊まりできるアレンジ術など多数の実例を満載。今回の記事で紹介したDIY事例も、構成図面付きでより詳しく紹介されています。さらに、旅するクルマ作りに使える車中泊カスタムのイチオシパーツを掲載。車内を快適空間にするアイテムがたくさん登場します。DIY前に知っておきたい旅するクルマ作りにまつわる法律やルールも必読の企画ですよ!

ドゥーパ!   4月号 (№135)

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発売日: 2020/03/06
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またテント型サウナの特集も組まれており、年齢や性別を問わずに人気が急上昇しているサウナをドゥーパ!独自の目線で徹底解剖。

オリジナルのテント型サウナ製作の模様を実践リポートとして掲載。市販のテントを断熱カスタムし、自宅の庭に悦楽のプライベートスパを完成するまでの流れを、写真付きでわかりやすく紹介してくれています!

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「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。

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おかねのはなし

塗るものを選ばないチョークペイント

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