BOXを積み上げて創られたアーティスティックな日本のマイクロホーム
BOXを格子状に積み上げて小さなスペースに建てられた、人目を惹くデザイン性の高い東京に建つ二階建てのマイクロホーム。
設計は山下保博氏。
ガレージよりも小さい、小さな小さなこの二階建てのマイクロホームは、スチール製のBOXをレンガを積み上げるようにして作られており、幾何学的なデザインだけではなく機能性をも兼ね揃えています。
写真を見てみると、横断歩道の幅と変わらないくらいの大きさです!!
外壁に使われたBOXは内装にも関係があり、壁一面がシェルフになっていて、収納スペースになっています。
収納家具を買う必要もありません。
窓は壁のBOXの中に組み込まれていて奥行があるので、プライバシーを守りつつたくさんの外光を取り込めるようになっています。
外壁は、幅900×高さ450×奥行300mmのBOXをボルトでとめ、地震の多い地域でも大丈夫なよう強靭な構造になっています。
また、外壁はセラミックタイルで覆われており、保温性・騒音防止効果もあります。
この家には、キッチン、リビングルーム、ベッドルームがメインフロアーに、ラウンジスペースとバスルームは2階。
さらに小さな地下室・ルーフデッキと設備も完璧に揃っています。
このデザインは、昨今の土地価格高騰に対しユニークな創造力を加えることにより、費用を節約できるとても興味深いマイクロホームの一例ではないでしょうか?
via : inhabitat
Photo by : Reinhard Hunger for The New York Times