団地DIY&リノベーションは、古く新しい住まいかた

HANDIY(ハンディ)
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古くなった団地をリノベーションして活用する取り組みが、多くの自治体や企業との連携で始まっています。

すでにフルリノベーションされたものだけでなく、DIYでセルフリノベーションできる物件も見られるようになってきました。

団地のリノベーションはメリットもいっぱい

via:https://www.muji.net/ie/mujiur/

団地は昭和のイメージの強い集合住宅ですが、住民の高齢化が進んでいるため、リノベーションして若い世代を取り入れようとする試みが始まっています。

UR都市再生機構と無印が手を結んだ、「MUJI X UR団地リノベーションプロジェクト」をはじめ、多くの自治体や企業がリノベーションした団地の物件を扱っていますが、団地リノベーションが人気の理由はそれだけではありません。

団地をリノベーションして住む人が増えている理由に、コスト面や環境面でのメリットも挙げられます。

築30年以上の物件の多い団地は、既に物件価格が底値に達しているため、購入費用を大幅に抑えられます。

地域によっても異なりますが、同じ条件の新築と比べると約半分の費用で購入できる計算です。

新築を購入することを検討する代わりに、半分の費用で団地を購入し、残りの費用で新築同様にリフォームされた自分の希望の住まいを実現できます。

また、団地は全体で管理費や修繕費を賄うため、入居後の費用も1棟建てのマンションより、比較的安く抑えられるのもメリットです。


via:http://www.realdanchiestate.jp/?p=483

団地の周りは緑がいっぱい!

昭和に建てられた団地の多くは、建物と建物の間隔を広く取り、多くの緑地を備えているのも特徴のひとつ。

築年数の長い団地ほど樹木が大きく育ち、新築のマンションでは得られない緑の環境が、住まいのすぐそばに手に入れられます。

団地内には広場や公園などが設けられていることも多く、これから子育てをする世代には、大きな魅力のひとつです。

団地の独特な構造にもメリットがあります。

現在主流のラーメン構造ではなく、面で支える壁式構造のため、耐震性が強いのも団地が人気の理由です。

大きな震災でも古い団地の方が、被害が少なかったことがその耐久性を示しています。

多くの団地は階段を向き合う2戸で共有する方式なので、南北や東西に開口部を広く取れるのも、団地のリノベーションのメリットです。

団地リノベーションの物件探しはここをチェック!


via:https://www.odakyu-fudosan.co.jp/sumai/rent/house/61.html

築30年以上で5階建以下の建物の多い団地では、エレベーターが設置されていない物件がほとんどです。

階段の高さは物件によって違いがあるので、まずは自分の足で階段を上ってみましょう。

将来的には子供やベビーカーを抱えて上がれるかも、大切なチェックポイントです。

自治会で運営される団地では、大規模な団地でも棟ごとのコミュニティがあり、掃除などの当番や祭りなどのイベントで、住民同士の交流があるのも特徴です。

困ったことがあっても、相談できたり助け合ったりできる人がいるのは安心ですが、自分のライフスタイルに合うかどうかも、これから楽しく過ごせるための重要なポイント。

無理なく参加できるかどうかイベントの内容を調べたり、ポストや掲示板、ベランダなどから住民のモラル度を感じ取ったりと、事前にチェックしておきましょう。

リノベーションできない場所にも注意が必要です。

玄関やバルコニーは共有部分にあたるため、自由にリノベーションできません。

面で支える壁式構造なので、動かせない壁がどこにあるのかも、大切なチェックポイントです。

水周りの場所もレイアウト出来る場所が限られるので、プランを考えるときにはパイプスペースがどこにあるかも、重要になってきます。

室内に構造物のない団地ならワンルームにして広々リノベーション


via:https://renoverisu.jp/renovation_blog/company/p/ecodeco_okada_part24/

所有スペースに壁や柱のない団地物件なら、ワンルームにして広々とリノベーションするのもおすすめ。

キッチンやバスルームなど、レイアウトが限定されるもの以外は、気分やライフスタイルの変化に合わせて、自由にレイアウトを変更できます。

仕切りを作らないことで、奥まで光が入るのもワンルームのメリット。

家具やロールスクリーンなどのゆるい間仕切りでも、プライベートなスペースは確保できます。

最近は最初からリノベーションをしてもらうのを念頭に置いたスケルトン状態の団地の見学会も行われています。

ワンルームにできるかどうか構造物の有無を購入する前に確認できます。

上の写真の場合は、縦の配管がパイプスペースで、動かせない部分。

天井の梁が2箇所見えますが、ベランダまで広いワンルームスペースが確保できそうです。


via:https://news.ameba.jp/entry/20170506-510

40平米強のそれほど広くないスペースですが、ワンルームにすることで狭さを感じさせないリノベーション。

大きな開口部が2か所あり、広いベランダとも繋がっているので、狭い間取りでも広さを感じられます。

プライベートなベッドスペースも、手作りの棚でゆるく仕切られているので、ソファのあるスペースからは見えません。

天井もあえて下地のままにすることで、高さを確保し抜け感を出しています。

テレビまで1直線にレイアウトしてあるので、ソファの後方にあるキッチンからも、調理しながら鑑賞できます。


via:https://www.roomie.jp/2018/03/420680/

部屋全体をゆるく仕切ることで生まれた、ワンルームへのリノベーション。

仕切ってある部分も天井はふさがず、全てがゆるく繋がっています。

子供が遊ぶスペースに使われるロフトスペースは、まるで秘密基地のようです。

多少おもちゃが散らかったままでも気にならないけど、子供達が遊んでいる様子はキッチンからしっかりと感じられます。

今持っている家具に合わせて、それぞれのサイズを決められるのも、リノベーションならではのメリットです。

団地のDIYリノベーションは「楽しさ」がメリット


via:https://renoverisu.jp/renovation_blog/fan/p/life01/

水回りやガス・電気系統など、必要最低限の部分は施工業者にお任せして、あとはDIYでリノベーションするのも、コストを抑えられるのでおすすめです。

キッチンは施工してもらいましたが、取っ手を付け替えたり、壁にタイルを貼ったりするのは、自分でDIYした北欧風のキッチン。

手前に見えるカウンターも、奥様がDIYで作成。

同じタイルは洗面所でも活用し、部屋全体の統一感にもこだわっています。


via:https://www.renoveru.jp/renovation/133

ペイントもリノベーションでDIYできる要素の一つですが、あえて塗装しない選択もあります。

コンクリートの壁にできたムラが、絶妙なヴィンテージ感を生み出し、男前なインテリアに仕上がっています。

ペイントの代わりに直接絵を描いたアイデアは、アートな雰囲気を生み出す効果も。

白くペイントした部分と、黒くペイントした部分とのバランスも絶妙で、家主さんのセンスの良さが伺えます。


via:https://www.goodrooms.jp/journal/?p=16545

水周りやキッチン以外は、床も天井も家具も、ほとんど自分達でDIYしたリノベーション。

むき出しのブロックはバスルームの壁ですが、途中で予算が足りなくなってタイルを張れなかったとか。

今ではむしろ部屋のアクセントになっています。

棚の高さが違うところや、床に隙間があるところにDIYした痕跡を伺えますが、隙間には砂利を入れてみるなど、工夫も随所に見られます。

レイアウトを大胆に変更したことで、配管やダクトが天井を横切る結果になりましたが、それすらもオシャレにまとまっているように見えるから不思議。

部屋作りの楽しさが伝わってくるリノベーションです。

団地のリノベーションはじっくり物件を探すのがポイント


via:https://suvaco.jp/doc/danchi-160616

団地をリノベーションして自分の住まいを手に入れるには、物件探しが最大のキーポイント。

理想のレイアウトにどれだけ近づけられるかは、購入する団地の住居スペースのどこに動かせない部分があるかが影響します。

理想の団地物件は足を運んで、じっくりと探すのが大切です。

間取りや構造物だけに注意が向きがちですが、その他の変更できない部分もチェックが必要です。

たとえば玄関の扉は共有部分のため、変更はできない物件がほとんど。

玄関を見えないようにするのか、扉を生かしてヴィンテージ感を出すのかも、レイアウトのプランを考えるときに考えておく必要があります。

全てを工務店にお任せすることもできますが、DIYできる要素もたくさんあるのも、団地のリノベーションの楽しみです。

じっくりとプランを練って、購入する物件選びからじっくりと取り組む団地のリノベーションは、究極のDIYともいえるでしょう。

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HANDIY(ハンディ)

「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。

これがHANDIYの目指す世界。 instagram:https://www.instagram.com/handiy_life/