エイジングDIYで、どんなものでも古びた表現4選

DIY界では、もはや欠かせないテクニックとしてエイジング加工やヴィンテージ塗装が確立されています。
家具や小物の表面に、まるで長年使い込まれたような年月を醸し出す加工テクニックですが、シャビー感を出すだけで高級なアンティーク調に仕上げることができるため、とても人気の高い技術です。
この技を習得すれば、たとえ100円で買ったものや家にあるものでも、ヴィンテージ家具やアンティーク家具のように変身させることも可能です。
腕を磨きたい人のために、達人たちの風合いをご紹介しましょう。
缶を錆び風にリメイク
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DIYを楽しんでいると空き缶が増える一方ですが、その缶さえもリメイクしてかっこいい入れ物に変身させてしまうのがエイジング加工の錆び塗装です。
作品はエイジング加工した上でユニオンジャックを描いていますが、白地に赤と青が効いていてとてもおしゃれです。
蓋付き缶を使っているのも秀逸で、ミリタリーなイメージもありますね。ベランダガーデニングもされているそうなので、ここに小物を入れたり、そのままグリーンを植えたりしてもよさそうです。
ペーパーホルダーのエイジング
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毎日使うトイレットペーパーがこんなおしゃれなヴィンテージ風のホルダーにセットされていれば、トイレ空間そのものがグレードアップしそうですね。
元はホームセンターで購入したホルダーだそうですが、もともとのデザインもイメージにとてもよく合っています。
作られた方はラーメン屋さんをされているそうですが、お店の中にはほかにもエイジング加工されたDIYがたくさんあるそうです。
こんなおしゃれなインテリアを目にしたら、お店自体の好感度もアップですね。
端材が壁飾りのような物掛けに変身
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とてもシンプルな木の加工品ですが、古びた感じがとても個性的な存在感を放っています。
真っ白な部屋の壁の中でちょっとしたアクセントになっていますし、フックが付いているので帽子やバッグなども掛けられるとのことです。
一度完成したときに地味だと言われ、エイジング加工を派手にして色も塗り直されたそうです。
意外にエイジング加工は、やり過ぎではと感じるくらいにやってしまっても素敵に仕上がるので、思い切ってもいいのかもしれませんね。
味のあるボードサイン
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アメリカのレトロなお店にありそうなサインボードですね。
このまま壁に飾ったり、立てかけたりするだけで空間の雰囲気がガラッと変わりそうです。
黒字の塗装を一度したあとに、丁寧にガリガリゴシゴシ磨くだけでエイジング加工の完成。
1枚の板や紙に書かれた活字に、歴史の重みを感じさせるテクニックが秀逸です。
いろいろ作りたくなるので統一性がないとのことですが、本当に何気ない身近なものでも、センス一つでアートに変わってしまいますね。
【エイジング加工5選のまとめ】すべては手間暇とセンス次第
- ・エイジング加工の肝は、細かく傷をつける
削るのに必要なのはカッターや金ブラシ、粗目のサンドなどで、ほとんど費用はかからず、かかるのは手間暇だけです。
- ・わざと色むらを出す
色をベタッと全体に塗るのではなく、わざと色ムラがでるように塗ってみましょう。塗料も高いものではなく、100均のものでも大丈夫ですよ。
- ・錆びやクラックを作る
錆びは、茶・黒・黄土のペンキを使って、スポンジなどで味がでるようにペイントしていきましょう。またクラック(亀裂)は、最初に塗ったペンキが乾く前に、上からもう一度ペンキを塗ればつくることができます。
エイジング加工のひと手間を加えることで、仕上がりは大きくかわってきます。
仕上がりをかっこよくするために、”センスとひらめき”を大切にしてくださいね。

WRITTEN BY
HANDIY(ハンディ)
「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。
これがHANDIYの目指す世界。