扉付きカラーボックスの利便性やアレンジ方法は?

カラーボックスは、お手頃な価格で手に入るオシャレな収納棚として、どのようなご家庭でも大活躍しますよね。
ちょっとした小物や本を入れておくためのスペースとして活用しやすいですが、その反面ホコリがたまりやすかったり中身が外から丸見えだったりと、見栄えが良くないこともあるのが玉にキズと言えます。
そこで今回は、そんなカラーボックスの欠点を一気に解消できる「扉をつける」というアイデアについて、たっぷりとご紹介していきたいと思います。
カラーボックスに扉をつけるメリットは?
チープなカラーボックス から、立派な家具に変わる
手軽に手に入るカラーボックスだからこそ、見た目の安っぽさが気になるという声もあります。
しかし扉をつけることで、洋装や和装の部屋にもぴったりな立派なインテリアに大変身するんです。
中身を隠せる
収納物が剥き出しの状態だと、生活感が滲み出てしまって気になることも多いですよね。
扉をつけて中身を隠すことで上品さも演出できるので、来客の際にも安心することができますよ。
ホコリよけになる
毎日部屋をキレイに掃除しているつもりでも、ホコリはどうしても溜まってしまいますよね。
扉をつけることによって中身をキレイな状態に保つことが可能なので、ホコリよけとして十分な効力を発揮するんです。
扉に使うものは?
便利な扉つきのカラーボックスですが、扉にはどのような素材を使えばいいのでしょうか。
ここでは、100均ショップでも気軽に購入できるオシャレな扉用のアイテムを見ていきたいと思います。
ベニヤ板
シンプルながらアレンジもしやすいのが、ベニヤ板の大きな特徴です。
一般的に、厚さ2.3ミリから3.0ミリほどの真っ直ぐな木の板なので、貼りつけるのも簡単で色も塗りやすくとても扱いやすいと言えます。
すのこ
すのこは、木の板で作られたものだけでなく、有孔ボードのような見た目をしたプラスチック製のものもあります。
中身が多少透けて見える扉になってしまいますが、インテリアとしてのオシャレさが格段に上がることは間違いありません。
コルクボード
木製の板のような見た目でありながら、軽くて扱いやすいのがコルクボードの大きな利点です。
リメイクシートやマスキングテープ、フックやアクセサリーなどを簡単に取り付けることも出来るので、オリジナリティーも出しやすいのが嬉しいところです。
フォトフレーム
写真や絵などを中に入れることのできるフォトフレームは、扉に取り付けた飾り付けの劣化も防ぐことができます。
四辺に使用されるフレームも、時間が経つと共に味わい深くなる木材が採用されていることが多いため、オシャレなインテリアとして長く使用することが可能です。
黒板
チョーク等で自由にイラストや文字を描けるのはもちろん、マグネットを使ってメモを貼りつけられるのが黒板の特徴です。
ちょっとした伝達事項を残したり、アレンジの幅を広げたりもできる万能アイテムとして大活躍するでしょう。
リメイク方法は?
それでは具体的に、DIYで扉をつけるにはどのような作業をこなせば良いのでしょうか。
詳しくご紹介していきたいと思います。
サイズをはかる
扉をつける上で大前提なのが、カラーボックスのサイズを知ることです。
棚が複数ある場合には1つ1つの大きさが異なる場合もあるので、カラーボックスのどこに扉をとりつけるのか明確に決めた上で計測しましょう。
棚の内側に取り付けるか、外側に取り付けるかで、寸法も大きく変わってきます。
材料をカットする
あらかじめ測っておいたサイズに合わせて、カッター等で材料を切っていきます。
自分でカットするのが不安な場合でも、ホームセンターで代わりに行ってくれることも多いので安心してください。
きちんと寸法をメモした上で店頭に行きましょう。
ペイントする
続いて、ハケやローラーなどで塗料を塗っていきます。
ペンキによって厚みが出すぎてしまうと、扉の開閉が上手くできずせっかくの計測が無駄になってしまうこともあるので、極力重ね塗りはせず適度に塗っていきましょう。
手間を省略したい場合は、スプレーなどでペイントするのも便利です。
木材にアンティークな風合いを出したいときは、ブライワックスもオススメ。
取っ手をつける
扉を開け閉めするための取っ手は、外れないようにネジでしっかりと止めていきましょう。
取っ手部品のネジ穴の位置をしっかりと計測した上で、下穴をあけてネジ打ちをしていきます。
マグネット・蝶番をつける
マグネットや蝶番は、マスキングテープで仮止めしながら最終的な位置を決めていきます。
扉の外側に取り付けると、比較的開け閉めが簡単にできるのでおすすめです。
ドライバーを使い、丁寧に取り付け作業をしていきましょう。
カラーボックスの扉のアレンジ例は?
それでは最後に、DIYによるカラーボックスのアレンジ事例を見ていきたいと思います。実際のアイディアをみれば、自分の作りたいカラーボックスDIYがイメージできるはず!
合板でナチュラルな扉付きテレビスタンド
材料・工具ともに、全てセリア(100均)で購入したという扉DIY。
薄くて大きな合板に、厚みのある細い合板を貼り付け、ナチュラルなホワイトカラーで塗装してあります。細い合板は、3枚並べたときに、繋ぎ目感をしっかり出すために、角を斜めにヤスリがけして影が出るようにしています。
取っ手は、シンプルなものを選び部屋に馴染むようにしたそう。DIYするときは、部屋全体の雰囲気も考えて、素材選びをしてみましょう。
モールディング付き扉で、おしゃれデスク
https://www.instagram.com/p/Bp5cSXeBopq/
デスクの土台をDIYするときに使えるカラーボックスですが、そのまま使うと少し物足りないですよね。こちらは、カラーボックスに1枚板の扉をDIYしてペイントしたもの。
扉には、モールディングをつけています。モールディングとは、家具や壁などを装飾する細長い部材のこと。ポイントとして取り入れるだけで、一気に可愛さが倍増しそうですね。
ベニヤ板×白ペンキDIY
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こちらは、100均のベニヤ板を使って扉を取り付けたカラーボックスです。
扉にはモールディングをそれぞれ取り付けた上で、全体を白いペンキで塗って、オシャレで上品なインテリアになっています。白に映えるアンティーク感のある取っ手も、上品さを出すポイントになっていますね。
足場板を活用したキッチンカウンター
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こちらは、足場板の扉をつけたカラーボックスに、さらに天板を取り付けたキッチンカウンター。
カラーボックスは、キッチンカウンターのDIYにも活躍してくれます。そのまま活用してもいいですが、扉をつけるとワングレードアップ。
足場板を活用することで、ヴィンテージ感のあるキッチンカウンターになっています。色は、ブライワックスを使用しています。ブライワックスが気になる方は、英国王室も愛用するブライワックスでDIY!人気色や塗り方を徹底解説!の記事もチェックしてみてください。
アンティーク風の棚
https://www.instagram.com/p/BoVtjejnSHy/
アンティーク感のある色合いが可愛い扉付きのカラーボックス。扉部分は、板を2枚貼り合わせてDIYしています。
文字部分は、ステンシルでペイントしています。ステンシルは、決まった文字やイラストなどをペイントしたいときに便利。ステンシルDIYで、自分のLOVEフォントを様々なものに転写しよう!を参考にペイントしてみましょう!
木6枚を組み合わせたパタパタ扉
こちらは、木6枚を組み合わせて扉をDIY。扉は、蝶番でくっつけてパタパタ扉にしてあります。本物の木材を使うことで、木の表情がでていて可愛いですよね。
扉のついてない部分は、麻系ボックスを使うことで、全体としてナチュラル感のある素敵な棚に仕上がっています。
すのこで扉DIY
セリア(100均)の商品を使ってDIYしたカラーボックス。扉部分は、すのこを使っていて、ペイントの色合いを変えているのがポイント。
すべて同じ色合い(濃いブラウン)でも落ち着いた雰囲気がでてかっこいいですが、同系色の明るい色を少し取り入れることで、明るい雰囲気の棚になっています。
扉がつくとリアル!おままごとキッチン
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こちらは、3段のカラーボックスを横に使って、おままごと用のキッチンにアレンジした事例です。扉は、両開き(中央から左右に別れて開く扉)になっていて、本物のキッチン棚のようです。
小さなお子様が怪我をしないように、角を丸く削っている気遣いもある素敵なインテリアです。安全面を考えて、ひと手間加えられるといいですね。
こちらも、おままごとキッチンをカラーボックスを使ってDIYしたもの。2段のカラーボックスを横に使っています。扉は、蝶番で取り付けて横開きになっています。
木の色は、ワトコオイルで塗装しているようです。ワトコオイルは木材専用の油性塗料で、有害物質を含まないので体に優しく、こども向けのDIYにも安心して使用することができますよ。
扉をDIY!カラーボックスまとめ
DIYの実例集、いかがでしたでしょうか。
カラーボックスに扉を取り付けることで、大人から子供まで便利に使用できるアイテムとして生まれ変わってくれるはず。
扉をつける以外にも、カラーボックスのアレンジ方法はいろいろ。3000円以下でできる!カラーボックスを活用したDIY18の事例もぜひ参考にしてみてください。
あなたのお家に、眠っているカラーボックスはありませんか。そのまま使ってもいいですが、ひと手間加えれば、もっと毎日の暮らしが楽しくなりますよ。ぜひDIYにチャレンジしてみましょう!

WRITTEN BY
HANDIY(ハンディ)
「古いから全部壊して、新しいものを作る」のではなく、住まいにDIYという体験を付加し、感情やストーリーを纏って最適化しながら持続可能な住文化をつくる。
これがHANDIYの目指す世界。